紬着用率25%、直近最高

着用率が最も高かった奄美市笠利地区の二十歳のつどい(1月3日、市笠利農村環境改善センターで)

26年二十歳のつどい
地区別は笠利が6年連続

 本場奄美大島紬協同組合(黒田康則理事長)はこのほど、奄美群島12市町村13地区の2026年「二十歳のつどい」出席者の大島紬着用率をまとめた。全体の着用率は前年比6・1ポイント増の25・2%で、調査記録が残る2013年以降で最も高く、直近13年間で最高だった20年の24・5%を0・7ポイント上回った。地区別は、奄美市笠利が80・0%と6年連続で最も高かった。

 奄美市2地区を含む奄美群島13地区で、1月2~4日にかけて調査した。着物のほか、羽織やジャケットも対象に含めた。

 奄美群島の二十歳の集い出席者は810人(男469人、女341人)。このうち204人(男119人、女85人)が大島紬を着用した。

 地区別着用率は、前年比1・7ポイント増の奄美市笠利が6年連続でトップに輝いた。龍郷町が1・5ポイント増の76・0%で続き、最多の274人が出席した奄美市名瀬・住用は5・5ポイント増の32・1%だった。

 着用者の人数別では、奄美市名瀬・住用が88人と最多で、次いで奄美市笠利40人、龍郷町38人。北大島3地区で166人と全体の81%を占めた。

 着用率は、例年20%前後で推移している。産地の中心である奄美大島で高く、従事者などの少ない喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島では低い傾向が続いた。

 黒田理事長は「業界としてはありがたいニュース。これまで取り組んできた中学校でのレクチャーを始め、購入費等助成制度をアピールしてきた成果がでた」と分析し、今後は「着用率の低かった地域でもPRに取り組みながら、需要喚起や底上げに努めたい」と話した。