立春の奄美地方 天候恵まれ花見客

立春の日、奄美地方は天候に恵まれ、ヒカンザクラの名所「崎原千本桜」には花見客が訪れた

名瀬の「崎原千本桜」

 立春の4日、奄美地方は天候に恵まれた。広がった青空から日差しが降り注ぎ、冬場特有の季節風もなく、最高気温は最も高かった与論島で21・3度と20度を超え3月中旬並みまで上昇した。この陽気に誘われるように奄美市名瀬の崎原(さきばる)集落近くにある「崎原千本桜」では、ヒカンザクラの開花を楽しむ花見客が見られた。

 気象庁によると、奄美地方の観測地点で最高気温が20度以上となったのは与論のみで、次いで瀬戸内町古仁屋が19・5度、沖永良部島が19・4度まで上昇。17・7度の喜界島が最も低く、「最も寒い時期を下回る」。5日の天気予報は曇りで、最高気温は20度を見込む。6日まで気温は高いが、7日から再び下がり、衆院選投開票日の8日は最高13度、最低10度と寒の戻りとなりそうだ。

 立春の日は、文字通り春を感じる天候となったが、名瀬市街地に近いヒカンザクラの名所には花見客が次々と車で訪れた。入り口には「崎原さくら通り」の看板があり、市道を挟むようにヒカンザクラの並木が形成されている。満開に咲き誇っているのもあれば、まだつぼみ状態と樹木によって差があり、全体的に満開となるのは今月下旬を見込む。

 名瀬市街地から高校の同窓生6人で訪れたという女性グループは「赤系統の色だけでなく白い花も咲いている。昨年も訪れたが、駐車ができず素通りだった。今回は駐車できたので、ゆっくりと楽しみたい」と語り、草刈りなど手入れが行き届いているのに感心していた。満開の樹木を見つけスマートフォンで写真を撮ったり、弁当を広げながら花見を楽しむ様子も見られた。