群島タンカン品評会

タンカン特有の紅が乗った果実が出品された2025年度奄美群島タンカン品評会(外観審査)

前年度上回る63点出品 紅乗り仕上がり良さ
9日審査結果発表、10日空港でPR

 2025年度奄美群島タンカン品評会(奄美群島農政推進協議会、JAあまみ主催)の審査が6日、奄美市名瀬朝戸の市農業研究センターであった。出品数は前年度を8点上回る63点で、外観のほか、光センサー選果機が設備されている奄美大島選果場で内部審査が行われた。審査結果は9日に発表され、翌10日に奄美空港で受賞品の展示と来島する観光客らにタンカンを配布、奄美産の品質の良さをPRする。

 品評会は、群島におけるタンカンの一層の生産振興と高品質果樹生産による銘柄確立が目的。審査階級はL、2Lの2階級で、事務局の県大島支庁農政普及課によると、L規格に29点(前年度28点)、2L規格に34点(同27点)といずれも前年を上回る出品があった。出品者の市町村別はLが奄美市9人、大和村6人、宇検村1人、瀬戸内町2人、喜界町3人、徳之島町7人、伊仙町1人。2Lは奄美市10人、大和村6人、宇検村2人、瀬戸内町同、龍郷町1人、喜界町3人、徳之島町7人、伊仙町1人、知名町同、和泊町同。

 県農業開発総合センター大島支場の福田健支場長を審査員長に県とJA大島事業本部の果樹担当職員計6人で審査。外観と内容(糖度・クエン酸)に分けて行ったが、外観の審査項目は▽玉ぞろい▽果形(浮き皮を含む)▽果皮の着色▽滑らかさ▽障害(傷・病害虫被害)。1月以降の寒の入りで特有の紅が乗り、最高の仕上がりという。

 2階級の金賞、銀賞、銅賞各1点、審査員特別賞1点、奨励賞(大島支庁長賞)1点の合計8点を選出し発表される。受賞品は10日午前10時から午後3時まで奄美空港到着ロビーで展示予定。出品果実の配布は午前11時からを予定している。

 出品数の増加について同課は「昨年度は品質低下に加えヒヨドリ被害により早く収穫したことで、樹勢が回復し豊作傾向となったのではないか。生産量の増加が出品数の増につながった」とみており、着色状況からの適切な収穫を求めている。JAは来期を見据えて収穫後すぐに春肥や窒素系肥料の投入を呼び掛けている。