(右から)高橋徳美氏、松崎真琴氏、三反園訓氏
第51回衆院選は投開票日を翌日に控えた7日、鹿児島2区の候補者3人は各地を遊説し、最後のお願いに奔走した。曇天模様の寒空の下、離島政策をはじめ、消費税減税や物価高対策、景気策などの公約を訴え遊説。最後は大票田の谷山に集結し、「国会議員に押し上げてほしい」と声を枯らすなど、12日間の選挙戦を締めくくった。
参政新人の高橋徳美氏(56)は、事務所前でつじ立ちした後、遊説に出発。谷山を中心に回った。
イオンモール鹿児島前で演説した高橋氏は、失われた30年を例に「給料は上がっただろうか。みんなが生活に苦しんでいるが、良くなることを諦めてはいないだろうか。そんな夢のない社会はだめだ」と声を張り上げた。奄美群島については「(国政選挙で)奄美大島から与論島まで回るのはいつも参政党だけ。島民一人一人と対話し、地域に根付く党が参政党だ」と指摘。横浜市議14年の実績を振り返った高橋氏は、「徳之島出身、古里を良くするために帰ってきた。鹿児島が栄える仕事をさせてほしい。一人一人が日本を良くする使命だと思い、鹿児島から参政党の議員を送り出していただきたい」と熱く呼び掛けた。
共産新人の松崎真琴氏(67)は、谷山第二中央公園を皮切りに遊説し、各地の街頭演説で政策浸透を図った。
マイクを握った松崎氏は、大企業優遇の政治などを断罪した上で、「働いても働いても楽にならず、国民の負担は増えるばかり。これは自然現象ではない。長年続いた自民党政治の結果だ。今度の選挙で変えなければならない」と強く訴えた。防衛費を巡っては「軍事対軍事で私たちの平和はつくれない。軍事費が国民の暮らしや教育を押しつぶしている。自民党の政治に丸のみされようとしている」と危機感を強調。「平和な日本を未来の子どもたちに手渡したい。決してぶれることなく、国民の命と暮らしを守ってきたのが日本共産党。今度こそ託してほしい」と支持を求めた。
自民前職の三反園訓氏(67)は、谷山を中心に遊説し、最後のお願いで票の上積みを図った。
西谷山の商業施設前で演説した三反園氏は、「必ずや皆さんのお役に立っていく。積んできた経験と実績。財務大臣政務官として今、皆さんの暮らしを守るために懸命に働いている。何かあれば先頭に立って引っ張って行く」と切り出した。知事や国会議員としての実績や経験を前面に打ち出し、「災害の問題など、困ったことがあれば駆け付けるのが私の役割。現場主義を貫くのが三反園訓だ」と改めて主張。「鹿児島、奄美の未来は任せていただきたい」と訴えた三反園氏は、「働いて働いて働いて、強くて豊かな日本をつくっていく。皆さんの思いで私を再び押し上げてほしい。必ずや期待に応えていく」と力を込めた。

