奄美の発展、先頭に立って
自民党の歴史的勝利で幕を閉じた第51回衆院選。鹿児島2区では、前職1人と新人2人が争った中、勢いそのままに自民前職の三反園訓氏(67)が勝利した。無所属から一転、今回は自民公認候補として挑み、次点に約8万票差をつけて圧勝。「国民の生活、暮らしを守るために一生懸命働く」と語る三反園氏の決意を、共同インタビューなどを通じて振り返る。
―選挙を終えて率直な気持ちは。
「今回は自民党公認ということもあって、いろんな人に応援をいただいた。みんなで取り組んだ〝チーム三反園〟での勝利だった。本当にお礼申し上げたい」
―最も取り組みたいことは。
「これまでも訴えてきたが、国民が主役という思いは変わらない。そのためこれまで現場主義を貫いてきた。災害が起これば現場に駆け付け、その人の立場になって解決する。また年金生活者の問題や農業の課題などもいろいろあるわけで、そこを良くしていくのが私の責任。今、自民党の中でも構造改革という形で取り組んでいる。また国土強靭(きょうじん)化対策も必要になる。物価高対策などやることはたくさんある。最終的には国民の生活、暮らしを守るために一生懸命働きたい」
―2区は中道改革連合の影響もなかった。
「他党がどうこうではない。まずはその本人が努力して、周りの人から認められることが大事だと思って戦ってきた。努力の足りないところもあるが、一生懸命働きながら次の選挙につなげていきたい」
―高市首相の勢いは追い風だったか。
「5日に鹿児島に来ていただいたが、すごい人気でこれまでに見たこともないほどの人が集まった。私の所に限らず、全国的に風が吹いた」
―消費税減税は進めるのか。
「高市首相の言う通り、国民会議の中で財源も含めて議論した上で、結論を出すということだ。今回の選挙結果を踏まえて、高市首相がリーダーシップを発揮していくのではと考えている」
―鹿児島はどうする
「今回もいろいろな人と会話を重ねてきた。今、財務大臣政務官を務め、さまざまな対策に取り組んでいる。例えば、鹿児島であれば農業が基本で、若い人が農業をどんどんとやっていけるように、構造改革を進めないといけないし、観光ももっと伸ばさなければいけない。課題はたくさんあり、暮らしを良くするために働いて働いて働いて応えていきたい」
―奄美群島はどう考える。
「これまでも奄美群島の発展なくして鹿児島の発展はないという思いで取り組んできた。(知事時代の)交通費支援や輸送支援に、今回は奄振交付金も増額になった。世界自然遺産登録などを生かしながら、今後も奄美の人の生活が良くなるように、結果を出していく。奄美は、農業や観光、畜産も含めて課題は残っている。対話を重ねながら必ずや期待に応えたい」
―最後に思いを。
「奄美の人にもたくさん支援をいただいた。奄美の発展のためには沖縄との交流なども鍵を握ると考えている。何度も何度も訪れながら、(首長や行政、島民らの)みんなの意見を聞いて、一緒になって取り組むことが大事だと思っている。先頭に立って努力したい」
(青木良貴)
(みたぞの・さとし)指宿市出身。早稲田大学教育学部卒。1980年テレビ朝日入社。政治記者として首相官邸キャップやキャスターを務め、2016年7月から県知事1期を歴任した。21年10月の衆院選で初当選。3期目。

