満開状態まで咲き誇った「崎原千本桜」の花見を楽しんだデイサービス和月の利用者ら
㈱和月(白浜和晃代表)が運営する活動重視型デイサービス和月=奄美市名瀬古田町=は今週、利用者を「崎原(さきばる)千本桜」に案内しての花見を行っている。午前中から青空が広がり日差しが降り注ぐなど天候に恵まれた12日は、送迎車から降りて楽しむ利用者の姿が見られた。
同施設のデイサービスは午前と午後の3時間ずつ受け入れており、一日あたり約30人の高齢者(介護認定)が利用する。理学療法士など専門職がマンツーマンで対応、足・腕の力や体幹などの強化を図るさまざまな機器を使っての運動系リハビリ、痛みを和らげたり、疲労の回復を図るリラクゼーション系リハビリなどが行われている。
上野修管理者によると、利用者から「花見に行かないの」という声が寄せられたのがきっかけ。希望者を募り案内しており、今週に入り月曜から午前と午後に分けて一日2回実施。来週の月曜まで予定、多い時は10人ほど、少ない時で5~6人で出掛けている。
ヒカンザクラの名所として広く知れている千本桜は崎原集落近くにあり、市道を挟むように並木を形成。入り口には「崎原さくら通り」の看板が設置され、駐車スペースもある。樹木の下の草刈りなど集落による管理作業も行き届き、安全に花見をすることができる。
並木のヒカンザクラは今月上旬まで満開はまばらだったが、現在ほとんどの樹木の花が満開と見事に咲き誇り緋色に染まっている。上野さんは「利用する皆さんの状態に応じて車で通過するだけだったり、下車してじっくり花見を楽しむなどしている。すぐにUターンすることもあれば、崎原集落を抜けて戸口集落(龍郷町)まで行き1時間ほどかけて戻っている」と語り、高齢になると遠出する機会がなかなかないことから喜ばれているという。
感激の表情で満開の様子をじっくりと眺めていた利用者からは「すごい」「とてもきれい」などが聞かれた。

