教育大綱改定案に合意

市教育大綱などに合意した奄美市総合教育会議(24日、名瀬総合支所)

「心の教育」推進
奄美市総合教育会議

 2025年度第2回奄美市総合教育会議は24日、名瀬総合支所であった。26年度から5年間の第3期教育振興基本計画及び教育大綱改定案を事務局が説明。情報共有するとともに内容を確認し合意した。大綱では目標スローガンを「地域(シマ)で教え 地域(シマ)に学ぶ 学びの循環」とし、「感性の教育」と「耐性の教育」を融合した「心の教育」を推進することとした。

 安田壮平市長は「取り組みを福祉部門とも連携及び共有し、島の宝の子どもや困っている保護者のさまざまな角度からしっかりと支援していきたい」と述べた。

 会議には、行政側として安田市長、向美芳教育長のほか教育委員2人などが出席。大綱の趣旨では「首長と教育委員会が同じ認識を持ち、安定した教育行政の運営を目指す」としている。

 教育の基本理念では、価値のあるものを感じる感性と、困難を乗り越える耐性を兼ね備えた「しなやかな心」を育み、変化の激しい時代においても柔軟に課題を解決できる力を育成するとし、「感性の教育」+「耐性の教育」=「心の教育」が教育の柱としている。

 基本目標に、▽感性と耐性を育む「心の教育」の推進▽学び続ける力の教育「生涯学習・スポーツ」の推進▽郷土への誇りと愛着「奄美の自然・歴史・文化」を生かす教育▽多様な学びを支える教育環境の整備▽学びの循環―世代を超えた知恵の継承―に掲げ、スローガンを「地域(シマ)で教え 地域(シマ)に学ぶ 学びの循環」とした。

 5年間で取り組む施策を、▽時代を超えて変わらない価値のあるものの尊重▽社会の変化を乗り越え、未来の社会の創り手となる資質・能力の育成▽生涯を通じて一人一人が幸せや生きがいを感じることのできる教育環境づくり▽学校・家庭・地域などの積極的な連携・協働▽郷土の教育的伝統や風土の活用と未来への継承▽教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進―の六つとし、五つの方向性と36の具体的施策にまとめた。

 合意後、安田市長は「根本的に大きく改定され骨太の素晴らしい大綱になった。教育現場に周知だけでなく、しっかりと浸透させることが必要」。向教育長は「進捗(しんちょく)を確認しながら着実に進めることが重要」と述べた。

 「市第3期教育振興基本計画」及び「市教育大綱」は、今年度中に市ホームページで公表を予定している。