空自F15戦闘機など離着陸訓練

4機編隊で飛来し、連続離着陸訓練を行う空自F15戦闘機=26日午後1時過ぎ、徳之島空港

徳之島空港で4年連続 島民の関心希薄化?

 【徳之島】航空自衛隊南西航空方面隊(那覇基地)は26日午後、天城町の徳之島空港で、F15戦闘機4機とT4練習機1機による連続離着陸訓練(タッチアンドゴー)を実施した。同空港での実施は昨年9月に続き4年連続4回目。空港ビルの展望デッキでは家族連れ3人が見守った。

 タッチアンドゴーは、着陸後に停止せず再加速して離陸する訓練で、パイロットの技量向上に加え、有事や災害時に自衛隊基地が使用できなくなった場合を想定し、民間空港での運用に慣熟することを主目的とする。徳之島空港は、有事の際に自衛隊や海上保安庁が利用できる県内7か所の「特定利用空港・港湾」の一つに位置付けられている。

 当初25日に予定されていたが、天候不良のため26日に順延。快晴の午後0時40分頃、那覇基地から飛来したT4練習機1機が先行して訓練を開始。午後1時過ぎにはF15が4機編隊で飛来し、沖合上空で旋回ロールを行った後、車輪と滑走路擦過による白煙を発しながら着陸・再離陸を繰り返し、爆音を響かせた。

 天城町は防災行政無線で訓練飛行を事前周知したが、見物客は東京からIターンした森田美千代さん(71)=同町瀬滝在住=の家族3人のみ。森田さんは「戦争は決して望まない」と語る一方、「自分たちで日本を守るという抑止力を示すことは大切」と複雑な胸中を明かした。