コンクリートミキサー車による消防用水の運搬と給水が行われた火災防御訓練(1日、奄美市名瀬のあかざき公園)
春の全国火災予防運動(1~7日)に合わせて、大島地区消防組合名瀬消防署は1日、火災防御訓練を奄美市名瀬朝仁のあかざき公園で行った。署員19人と奄美市消防団の団員ら107人が参加。ドローンによる火災発生地点の確認や可搬式ポンプを設置、コンクリートミキサー車による消防用水の運搬など、一連の消火手順を確認した。
訓練は下方、上方、古見方の三方地区で起きた林野火災を想定し、同地区分団員らを中心に参加。水利不足下の消火活動体制消防署と消防団との連携の確立、現場活動の検討などが目的。同公園での火災防御訓練は初めてで、事前に火災発生地点など具体的な訓練情報を伏せる「ブラインド方式」で行われた。
この日の訓練では、同署から要請を受けた奄美大島生コンクリート協同組合加盟事業所の大型ミキサー車1台が約4㌧の水を公園駐車場まで運搬し、消防団が設置した防火水槽に給水。火災発生地点は2次災害も想定した2か所で、慰霊塔の火元には団員らが可搬式ポンプを設置しながら、ホースを300㍍延長。背負い式消火器具「ジェットシューター」による放水も実施した。
講評で、同消防組合消防本部の平幸一郎警防課長は「林野火災では、人員の投入と水の確保が重要。ミキサー車を使用したが、今後も合同での訓練を実施していきたい」と述べた。
総務省消防庁は2016年12月に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災を受け、関連機関と消防用水の確保に向けた協定を結ぶよう通知。同消防組合は、先月25日に同協同組合と消防用水の供給支援に関する協定を結び、2日は北大島コンクリート工業㈱(龍郷町)と同協定を締結する。

