紬グランプリに輝いた興紬商店の作品と興専務

翔けあまみの県知事賞を獲得した美紀大島の作品と山下代表
第43回本場奄美大島紬産地まつりの「2026本場奄美大島紬グランプリ」「第37回翔けあまみ」および、「第29回地球印協議会」の審査結果が5日、発表された。紬グランプリの最高賞にあたる県知事賞には、興紬商店(龍郷町)が輝いた。翔けあまみの県知事賞には、美紀大島(奄美市名瀬)が選ばれた。
本場奄美大島紬協同組合ら産地関係者でつくるが同まつり実行委員会が主催し、消費者ニーズに合った製品づくりの推進などを目的に毎年実施している。優れた職人を選ぶ地球印協議会の対象でもある「紬グランプリ」は77点、原図の製品化を競う「翔けあまみ」は4点の応募があった。
審査は、2月20~22日に市内で行われた県内3組合の合同展示会「大島つむぎコレクション」内で実施。一般来場者と審査員を含む計261人が投票した。
この日は、奄美市名瀬の市産業支援センターで表彰式があり、同実行委の黒田康則委員長らが受賞者に賞状を手渡した。興紬商店の興ほずみ専務取締役は「常に消費者ニーズに応えようと取り組んできた。一般投票を含めて評価されたことが一番うれしい」と振り返り、美紀大島の山下竜己代表は「職人たちの結晶で、ものづくりの励みになる。次年度に向けて頑張りたい」と話した。
紬グランプリは、斬新さや市場性、色彩、デザインなどを基準に19点、翔けあまみは3点の入賞作品を決定。地球印協議会は、図案、絣(かすり)締め、染色、絣加工、製織の5工程から6人が選ばれた。
被表彰者は次の通り。(敬称略)
【本場奄美大島紬グランプリ】▽県知事賞 興紬商店▽優秀作品賞 奄美市長賞=田畑絹織物、龍郷町長賞=夢おりの郷、奄美大島商工会議所会頭賞=田畑絹織物、奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞=興紬商店、本場奄美大島紬伝統工芸士会会長賞=美紀大島、本場奄美大島紬協同組合理事長賞=牧絹織物▽大会賞 前田紬工芸(2点)、奄美織物(2点)、美紀大島(2点)、牧絹織物(3点)、田畑絹織物(1点)、興紬商店(2点)
【翔けあまみ】▽県知事賞 美紀大島▽優秀作品賞 奄美市長賞=田畑絹織物、奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞=牧絹織物
【地球印協議会】▽同会実行委員会委員長賞 図案=池水秀敏(興紬商店)、絣締め=佐東嘉寿(田畑絹織物)、染色=金井一人(美紀大島)、絣加工=東浩一朗(夢おりの郷)、製織=裾分あゆみ(田畑絹織物)、吉行ヨシ子(興紬商店)

