喜界島でジオ講習会

ジオパークの見所であるジオサイトを視察する参加者たち(提供写真)

スキル向上、満足度高い案内へ
認定ガイドら対象

 喜界島の奄美群島認定エコツアーガイドやボランティアガイドを対象にした「ジオガイド講習会」が3・4日の両日、喜界町内であった。参加した9人は、講話や現地視察などを通じて、喜界島ジオパークにまつわる地質や地形を学び、島の魅力を伝えるためのガイド力を磨いた。

 講習会は、ジオパーク認定に伴うガイド依頼を踏まえ、スキルの向上や満足度の高い案内につなげてもらおうと同町が企画した。昨年に続き2回目で、喜界島サンゴ礁科学研究所の山崎敦子所長が講師を務めた。

 初日の座学では、サンゴ礁が隆起してできた島の地形や地質の特長について学術的知見を交えながら、その歴史や強みを専門的に学んだ。2日目は、塩道北方の露頭、水天宮山の南端、伊砂の巨涯(きょがい)といったジオサイトを実際に見て回り、数十万年かけて積み重なった琉球層群、島尻層群の見分け方などを身に付けた。

 最後は、参加したガイドが案内コースや魅力の伝え方について意見も出し合った。参加者で同認定エコツアーガイドの谷川理さんは「ジオパーク認定をきっかけに喜界島を知る人が増えてきている。選ばれる理由を言語化して伝えることがガイドの役割。専門家の研修は有意義で、ガイドで生かしていきたい」と話していた。

 ジオパークは、科学的に意義のある地形・地質を手掛かりに、大地の成り立ちが学べる地域で、喜界島は昨年10月に日本ジオパーク委員会が認定。範囲は全陸域を含めて海域にまでわたり、島内には25か所のジオサイトがある。