窓アートで卒業祝う

窓アートの前で記念撮影する卒業生27人(11日、知名町)

保護者がサプライズプレゼント
知名中

 【沖永良部】知名町立知名中学校で11日、卒業式が行われ、保護者有志が卒業生のために制作した窓アートが披露された。ガジュマルの木と羽ばたく鳥を描き、卒業生27人の門出を祝った。

 サプライズアートプロジェクトには、動物墨絵師の佐藤周作さんと文房具を製造する日本理化学工業㈱が協力。卒業式前日の10日、保護者や教員約20人が集まり、校舎の中庭に面した窓ガラスにアートを描いた。

 今回、何度も描き直しができる絵具「キットパス」を使い、「人生は何度でも彩り直せる」というメッセージを込めた。

 ガジュマルの木は沖永良部島の温かさを、虹色に染められた鳥の羽は可能性を表現した。鳥が残した27枚の羽根には卒業生の名前を記した。

 卒業式後、窓アートを見た卒業生らは「すごい」「きれい」と声を上げ、自分の名前が書かれた羽に色を付けてアートを完成させた。

 卒業生の鳥丸魁人さん(15)は「見てびっくりした。すてきな絵を残してくれてうれしい。仲間との思い出を胸に頑張っていきたい」。西莉紗さん(15)は「この学校を卒業できて本当に良かった。看護師の夢を実現できるよう高校では勉強も部活も頑張る」と話した。

 保護者の神里隆樹さん(47)は「卒業生も保護者も絆が強いクラスだった。島立ちする自分の子どもやみんなのためにもいい思い出を残してあげたかった」と語った。