卒業送別会で祝福を受けた玉城欄さん(右)、凜さん=15日、小湊へき地保健福祉館
小湊小1年の大城和樹君が描いた看板
今月5日、奄美看護福祉専門学校を卒業した徳之島町亀津出身で双子の玉城欄(らん)さん(21)と凜(りん)さん(同)の卒業を祝って15日、奄美市名瀬の小湊へき地保健福祉館で「卒業・送別会」が行われた。小湊町内の約40人が参加し、2人の門出を祝った。
2人は1年生の時に1年間小湊町内で住んでいた頃に、地域の行事に積極的に参加。高齢者が多い中、八月踊りや稲刈り、忘年会など地域住民らと協力して手伝いなどをしたことから、住民らが有志でお別れ会を計画したという。会場には小湊小学校1年生の大城和樹君(7)が「らん・りん、そつぎょうおめでとう」と書いた看板もあった。
はじめに藤肇さん(94)が祝い唄「朝花節」「朝顔節」を歌うと、会場は一気に祝いのムードになった。お別れ会を企画した「友の会」代表の隣朝昭さん(67)が開会あいさつをし、二人の門出を祝って乾杯した。
小湊町内会長の栄嘉弘さん(71)が代表あいさつで、「欄ちゃん、凜ちゃん卒業おめでとう。田植えなどの行事で時間があったら遊びに来て下さい。頑張って立派な看護師になって将来また、小湊に住んでほしいと願っている。欄!凜!キバレよ~」と激励した。
記念品贈呈では、花束や大島紬で作った印鑑入れなどが渡された。ケーキや手紙などのプレゼントもあり、町内での生活が地域の一員として、周りからも大切な存在だったことを伝えた。
ゲームなどで遊んだ後に、参加者からのエールがあり、「八月踊りなどで2人が参加してくれて若返った感じが良かった」「小湊町内に住んでくれてありがとう」―などで会場を包んだ。欄さんは「徳之島から来て親元から離れての生活は不安だったが、皆さんが優しく、野菜などを頂いたりしたので感謝」、凜さんは「今は小湊に住んでいないのに、送別会まで開いてくれてありがたい。小湊に住んでうれしかった」とそれぞれお礼の言葉を述べた。
最後は全員で八月踊り、六調を踊って閉会した。2人は4月1日から名瀬朝日町の名瀬徳洲会病院で欄さんは内科病棟、凜さんは外科病棟で看護師としての就職が決定している。

