奄美市で高校生サミット 群島全校が集結

奄美群島全高校が手を結び合い開催した「高校生サミットin奄美」
高校生サミットで発表する高校生たち

地域に密着した課題に取り組み成果発表
大学教授が指導助言

奄美群島の高校生らが一堂に会する「高校生サミットIN奄美2026」が17日、奄美市名瀬の大島高校であった。今回が3年目で、奄美群島の高校9校を含む計10校が集結し、研究成果を発表。生徒らは、指導助言の大学教授らを前に熱のこもったプレゼンテーションを続々と繰り広げ、互いに刺激し合った。

奄美群島の高校間交流、高大連携を進める「奄美群島高校探究コンソーシアム」(会長・堂薗幸夫大島高校校長)が主催。奄美群島内9校、7大学、1企業で組織し、高校サミットを運営。島の生徒と大学、研究機関、企業をつなぐ場の構築などに取り組んでいる。

発表は、奄美群島全9校に加え、福島県の安積高校が参加した。生徒は各校を代表し、大学教授5人の他、約600人が見守る中、「総合的な探究の時間」の研究成果を披露した。

大島高校の生徒3人は、奄美大島各地の方言の違いに着目し、奄美大島方言分布地図を作った。方言の多用性や複雑さを実感し、方言に対する意識を変えるきっかけになればと提案した。徳之島高校の3人は徳之島の旬の果物の魅力を感じて楽しんでもらいたいと考え、グミ(お菓子)にするアイデアから商品開発。試作を何度か繰り返し、ふるさと納税の返礼品として取り扱われた。徳之島の果物のおいしさを手軽に楽しむ方法の一つとして報告した。

指導助言に当たった5人の大学教授らは「地域に密着した課題を理解しようとする考えに今後も期待したい」「根拠を持って自分たちの意見を正しく相手に伝えている」「まとめや結論とかが一番難しいが調査することが素晴らしい」「奄美を離れる時は地域の課題を調べ、育ってきた奄美のことを思い浮かべ、胸を張って育ってほしい」「探究してきたことは将来、人生の糧になる。社会で羽ばたいて」などと全体総評があった。

生徒交流会の委員として来場していた奄美高校情報処理科1年の時田あいりさん(16)は「いろんな高校生たちがそれぞれ違ったテーマで発表する姿に、共感できるところや、逆に自分と違う視点で見れたこともあって、とても良い時間になった」と話した。