「島民のためにありがとう」

「島民のためにありがとう」

山田明社長(左端)から感謝状を受け取った池上篤弘船長(左から2人目)(24日、和泊町)
横断幕を掲げ船の出発を見送る港湾作業員ら(24日、和泊町)

マルエーフェリー船長の池上さん退職
最後の運航、和泊港で感謝状贈る

【沖永良部】鹿児島と沖縄を結ぶマルエーフェリーの船長、池上篤弘さん(70)が退職することになり、24日、和泊港で感謝状の贈呈式が行われた。港湾作業員らが「長年の安全航海 ありがとうございました」と書かれた横断幕を港に掲げ、52年にわたり島民の生活を支えた池上さんに感謝の気持ちを伝えた。

池上さんは枕崎市出身。1974年3月にマルエーフェリーの前身となる大島運輸に入社し、17年ほど前に船長に就いた。

この日は、最後の運航となる沖縄発、鹿児島行きの定期船「フェリーあけぼの」で和泊港に寄港した。

港の待合室で贈呈式があり、マルエーフェリーの代理店を務める山田海陸航空㈱の山田明社長が「はしけの時代から、奄美航路のために頑張ってくれた。島民全員がお世話になった」と述べ、感謝状を手渡した。

池上さんは「船も港も大きく変わり、安全に運航できるようになった。本当にあっという間の52年だった」と話した。

港湾作業員や運送会社のスタッフらに見送られながら、船は長い汽笛を鳴らし和泊港を後にした。