織り工3人が巣立ち

2年間の課程を終えた(前列右から)磯部さん、蘇畑さん、惠さんの3人

 

 

紬学院修了式 修了生の門出祝う

 

 

 本場奄美大島紬技術専門学院(校長・黒田康則奄美大島紬協同組合理事長)の2025年度修了式が30日、奄美市名瀬の市産業支援センター会議室であった。2年間の課程を終えた3人が修了証書を受け取り、伝統の技を受け継ぐ〝織り工〟の道へと巣立った。

 修了生は、磯部叶実さん(20)=山口県出身=、蘇畑三保子さん(68)=大和村出身=、惠治美さん(45)=奄美市出身=の3人。式には講師の榮夏代さんを始め、在校生や関係者ら約20人が出席し、門出を見守った。

 黒田校長はあいさつで「本場奄美大島紬は伝統ある産業で、その中でも大事な織りを習得された。2年間の経験を基礎に技術向上に努め、産地の活性化に役立てることに期待する」と激励。一人一人に修了証書を手渡した。

 修了生を代表して磯部さんが謝辞を述べ、「これからは自分の力で歩まなければならない。しっかりと経験を生かし、一人前の織り工になれるように頑張りたい」と感謝した。

 3人は24年7月に入校。今後は契約する織元の依頼を受けつつ、職人としての腕に磨きをかける。

 学院は機織りの技術者養成を目的に1980年に開校。これまで計466人が巣立った。