アーダンが「ものづくり日本大賞」九州経済産業局長賞

福岡市の「電気ビルみらいホール」で行われた表彰式に臨んだアーダンの関係者ら(提供写真)

シルク効果で医薬部外品開発

 ㈱アーダン(本社・奄美市名瀬和光町)はこのほど、シルクの創傷治癒効果を生かした医薬部外品の開発をしたとして、「ものづくり日本大賞」九州経済産業局長賞を受賞した。奄美群島では初の受賞となった。「モデル企業になれるよう、頑張りたい」とコメントを寄せている。

 同社はアーダン化粧品や健康食品のほか、医療の研究などシルク(絹)と共に成長してきた。

 対象となった開発商品は「シルケイド」。皮膚の傷を治療する同社初の医薬部外品(スキンケアクリーム)。加水分解シルク液(保湿成分)をぜいたくに50%配合。アウトドアや日常での外出後などで不安定な肌をケア。また顔や体の繰り返す、かさかさや気になる部分ケアに期待できる。

 東京のホテルで「30周年大感謝祭」を開催した2024年には、3年に一度実施される「第13回かごしま産業技術賞」(主催・かごしま産業支援センター)で最高位の大賞(知事賞)に輝いている。

 同社研究開発室研究員の平田美信さんは「その受賞もあり、応募してみてはと県から薦められた」と今回の経緯を説明。奄美群島で初となる受賞に「アーダンが歩んできた道のりと人とのご縁が重なった結果。これを機に、奄美のものづくりの良さが多くに伝わるとうれしい。地元に根付いたモデル企業になれるよう、頑張りたい」(平田さん)と喜びを語った。

 受賞者は次の通り。(敬称、肩書略)

 西博人、西幸代、平ミキエ、山﨑和彦、大山航史(以上、㈱アーダン)、金蔵拓郎(㈱アーダンラボ)、里伸一(㈱奄美養蚕)