ハブから島民を守れ!

竹を使ってハブ退治に挑む奄美署署員

奄美署新任警官が研修会
対処法学び捕獲実践も

 奄美署の新任警官が毒ヘビのハブについて学ぶ「職員研修会」が1日、奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターであった。新たに奄美大島に赴任した署員38人は、ハブの生態や遭遇した際の対処法を学び、専用棒を使った捕獲や退治を実践した。

 研修は異動に合わせた春の恒例行事。同センター職員の本山栄隆さん(71)と渋谷洋一さん(71)が講師を務めた。

 職員はハブの習性や危険性について「気温が18度以上になれば出て来る」「大きくても小さくても毒の成分は同じ」「死んだふりもする」などと説明。ビデオ講習では、根絶が宣言されたマングースとの決闘場面も流れた。

 捕獲実習では、体長1・6㍍のハブが床に放たれ、舌を出して威かくする本物と向き合った。職員は、ハブ取り棒で素早く首根っこを捕まえて箱に入れたり、代用品の細長い竹で頭を何度もたたいて気絶させるなど、撃退を試みた。

 退治に挑んだ屋仁川交番の立石楽人巡査(23)は、奄美署への赴任が決まり事前にハブを勉強してきたという。「実際に対峙してみると敵を把握する能力もあり迫力があった。(ハブで)出動もあると聞いている。今回の経験を生かし、島民の安全安心のために捕獲に努めたい」と話した。

 同署管内のパトカーには、通報に備えて捕獲道具一式が常備されている。昨年度はハブに関わる通報が計14件あり、うち7件で実際に捕獲した。