【準々決勝・川内―徳之島】8回表徳之島無死一二塁、4番・長尾の左前適時打で二走・正岡が生還、3―4と1点差に追い上げる=平和リース
【鹿児島】第158回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第12日は2日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝2試合があった。
シード徳之島が川内と対戦。3―4で敗れ、2季連続の4強入りは果たせなかった。
3日は休養日。第13日は4日、同球場で準決勝2試合がある。
試合結果は次の通り。
=平和リース=
◇準々決勝(第1試合)
徳之島
000002010 3
20000020X 4
川内
【徳】長尾、竹下―川畑
【川】堀之内―福永
▽二塁打 堀之内、濱田(川)
(徳)
30837531018
打安点振球犠盗併失残
26843260236
(川)
【評】五回まで2安打に封じられていた徳之島だったが六回に反撃。無死一二塁から二走・竹下が三盗を決め、送球が逸れる間に1点を返した。4番・長尾の右前適時打で同点に追いついた。七回に再び2点差とされたが、八回表に連打を浴びせて、4番・長尾の左前適時打で1点差とする。なおも満塁と攻め立てたが、併殺で生かせず。九回も二死から出塁したが、あと一歩及ばなかった。
2日の試合結果
【平和リース】②鹿屋中央2―1鹿児島
4日の試合
【平和リース】①鹿児島商業―鹿屋中央②川内―樟南

【準々決勝・川内―徳之島】ピンチの場面でマウンドに集まる徳之島ナイン=平和リース
徳之島は劣勢を追いついたが、覆すことはできなかった。
今大会の過去2戦同様、打線が序盤振るわなかった。右打者の内角を厳しく突いてくる投球に気持ちが引いてしまい、四回まで無安打に封じられた。逆に川内打線は初回に先制。果敢に打って先頭打者が出塁し、バントでキッチリ走者を得点圏に送り、プレッシャーをかけられ続けた。
五、八回以外は全て先頭打者が出て、得点圏に走者を背負っている。七回はバントで揺さぶられ、悪送球が勝ち越し点につながった。「今大会、初めて守備のミスが失点につながった。ずっと攻め続けていた分、相手が一枚上手だった」と藤崎康平監督は分析した。
一方で徳之島の良さも出せた。エース長尾は毎回のように走者を背負うも、要所は抑えて大量失点はなかった。七回の守備ではスクイズを阻止したり、内外野の連係プレーで本塁アウトを取るなど、失点はあってもチーム全体でカバーする守備ができていた。打線はリードオフマン・竹下の三盗がミスを誘って反撃の口火を切り、互角の展開に持ち込んだ。
上位に勝ち進むチームと比べて投・攻・守、野球の力の差は紙一重。この試合では「一人一人、全員が試合の最初から集中して入れていなかった」(嶋田雄心主将)点を反省点に挙げる。先手を取って自分たちのペースで試合を進めることが今大会はできなかった。夏に向けて「新1年生の力も借りて、もっと成長した姿を見せられるようにしたい」と藤崎監督は意気込んでいた。
(政純一郎)

