今井力夫町長(左)から辞令を受け取った藤原宗徳さん(7日、知名町)
地域プロジェクトマネージャーに藤原さん
【沖永良部】知名町は7日、「地域プロジェクトマネージャー」として愛知県出身の藤原宗徳さん(63)を初めて採用した。地域の課題解決や収益創出を図る地域商社「知名町まちづくり会社」の設立を目指す。任期は1年更新の最長3年間。
町では、持続可能な地域経営を実現するため、地域商社の設立準備プロジェクトを進めている。今回、重要プロジェクトの実施に向けて外部の専門人材や地域住民、行政、民間事業者などの橋渡し役となる人材を任用する国の「地域プロジェクトマネージャー制度」を活用した。
藤原さんは、輸出商社で海外販路の開拓や貿易実務に従事したのち、再生可能エネルギー分野のベンチャー企業で勤務。2023年7月から国の「地域活性化企業人制度」により、同町の再生可能エネルギーの導入支援を行ってきた。
配属先は役場企画振興課。地域商社の設立準備を進めながら、プロジェクトの柱となる▽ふるさと納税の戦略的運用▽シマグワや魚介類、果樹、黒糖焼酎など地場産品の販路拡大やブランド化▽空き家のリノベーション▽役場の窓口業務や施設管理の受託による行政サービスの最適化―などに取り組む。地域商社の本格稼働は28年度を計画している。
辞令交付式で今井力夫町長は「これからは稼ぐ町を作っていくことが重要になる。町の課題を明確にし、特産品の販路拡大や新しい商品の開発などを通して知名町を世界にアピールしてほしい」と期待を込めた。
藤原さんは「魅力ある町を作るためにも地域商社が必要不可欠だと思っている。どのような地域商社が町に合っているのか、関係機関と一緒に検討していきたい」と話した。

