小山陽子館長から委嘱状を受け笑顔の辻井美憂さん、師玉心音さん、藤美文さん(右から)(19日、奄美図書館館長室)
奄美図書館 社会的役割学ぶ
県立奄美図書館(小山陽子館長)で19日、小中高生3人が「一日図書館長」に就任、館長や司書の仕事を体験した。委嘱を受け「館長」のたすきをかけた3人は、おはなし会での読み聞かせや本の片づけ、カウンターでの貸出業務などに挑戦し、「知のインフラ」としての図書館の社会的役割を学んだ。
「こどもの読書週間」(23日~5月12日)に合わせ毎年開催。今年は、ファンタジー好きの東城小6年、師玉心音(みのん)さん(11)、ミステリー小説を読むとわくわくするという崎原中2年の辻井美憂(みゆ)さん(14)、江戸川乱歩ファンの奄美高校3年、藤美文(みふみ)さん(17)を任命した。
館長室で行われた委嘱式で小山館長は「本は心を豊かにする。図書館には、知らない世界へ連れて行ってくれる本がたくさんある。ここは、本と本、人と人、本と人をつなぐすてきな場所」と3人を歓迎した。
最初の業務は公文への押印体験。一人ずつ館長席に座り、緊張しながら慣れない手つきで印を押した。未就学児を対象としたおはなし会では、めくると絵が変わる「仕掛け絵本」を読み、約20人の親子を楽しませた。
辻井さんは「小さい子が読み聞かせに反応してくれうれしかった。いい経験になった」とほっとした表情で話した。
その後は、25万冊あるという書庫や作業室を巡視、司書業務の基本と言われる「整架」(本棚の片づけや返却本の整理など)や貸出業務も体験、人と知を結び付ける図書館の奥深さに触れた。

