「森のピアノ」開設式。植物園代表の瀧さんが演奏を披露した

花が満開となっているワダツミノキ。奄美大島の固有種だ
奄美市笠利町和野にある植物園で2日、「森のピアノ」開設式があった。現在、花が満開となっている希少なワダツミノキなど亜熱帯の植物が観察できる園内をピアノの調べが包むように流れ、自然と音楽でやすらぎと喜びを感じる場となっている。
㈱瀧緑地建設が管理する「奄美の『わだつみ植物園』オリヂン瀧」。奄美空港近くにあり、隣りには合同会社AMAMIバリュープロデュースの観光農園・カフェがある。開設式には安田壮平奄美市長、竹田泰典龍郷町長も出席した。
植物園代表の瀧源廣さん(76)があいさつ、「世界遺産に登録された奄美の植物を大切にしたい、自然の魅力を届けたいという思いで2023年に植物園をオープンした。新たに設置したピアノは誰でも自由に演奏できる。思い思いの音楽を奏でてほしい」と呼び掛けた。安田市長と竹田町長が祝辞を行い、瀧さんが私財を投げ打っての植物園開設をたたえ「植物を愛でながらおいしい空気をたくさん吸い、ピアノを楽しむ。観光拠点、癒しの場の誕生」「園内にピアノが設置されたことで、豊かな自然に触れながら音楽が流れる。やすらぎと植物の彩りで、より思い出深い体験ができる。開設に感謝したい」と祝福した。
最初の演奏は「70歳からの手習いとして始めた」という瀧さんが行い、「カッチーニのアヴェマリア」を2曲披露。クラシック音楽と緑の植物が醸し出すリラックス効果を感じさせた。
園名になっているワダツミノキの花は現在満開。咲き誇っている小さな淡緑色の花(直径3~4㍉)を見学する様子も見られた。四季折々の植物の観察を通して、植物を守り育てる心の育成を目的とした植物園の開園時間は午前9時~午後6時。問い合わせは電話0997・53・3690(瀧緑地建設)。

