五月人形勢ぞろい

息子2人のために飾ったかぶと段飾り。一番下段の柏餅と左ののぼり 旗は手作り


ショウブとかぶとのタペストリー


金太郎と富士山のデザインにキルティングを施したタペストリーと色鮮やかなこいのぼりのつるし飾り


息子たちのために職人に頼んで作ってもらったのぼり旗。兒島さん(写真)の隣2枚は孫のため。奥ののぼり旗は息子2人のためのもの。家紋も施され、かつては庭に飾っていたという


中央のかぶとは、まえだてもの以外は大島紬で作成。両脇の金魚はキャンディー入れ


工房に飾られているのぼり旗や手作りの五月人形や飾りの数々。鴨居(かもい)には「平成から令和へ 出会いにありがとう」の感謝の文字


ウロコをキルティングし、躍動するコイに乗る金太郎をモチーフにした子どもたちへの出世や成長を願ったタペストリー


金魚や野菜などを飾り付けた「さげもん」(地元の方言)


吹き流しと鮮やかな布地のこいのぼりとつるし飾り

見学者は100人超え
加計呂麻花富出身 兒島さんの手芸工房

 5月5日は「こどもの日」。ツルの飛来地で知られる出水市に住む瀬戸内町加計呂麻島・花富(けどみ)出身の兒島その子さん(旧姓・田畑・71)は、3月のひな飾りから慌ただしく、五月節句の飾りつけに変えた。

 10数年前から恒例となったかぶとの段飾りやのぼり旗、金太郎やコイ、金魚などをモチーフにしたタペストリーやつるし飾りが自宅の手芸工房に所狭しと並び、見学に訪れる地元の人たちは毎年100人を超える人気ぶり。

 兒島さんは、公益財団法人日本手芸普及協会の指導員。出水市の生涯学習では20年以上講師を務め、現在も自宅の「あじさいパッチワークキルト教室」で手芸を指導中。

 兒島さん自らが手作りした作品が全て飾られている工房には、息子たちや孫たちのためにつくってもらった10㍍近いのぼり旗や大島紬で作ったかぶと、紙粘土で型をつくったコイ、布をキルティングしたコイの滝上りのタペストリーなど、その数はおびただしい。見学に訪れる来訪者からは「教えてほしい」との要望が多く、工房や生涯学習で技を惜しみなく披露してきたという。

 兒島さんの自宅工房に飾られている端午の節句飾りは5月いっぱい披露されるという。その作品をわずかだが紙面で紹介する。

(永二優子)

=写真はいずれも提供写真=