担当するサンゴ寮前で畑谷さん
留学生の成長を後押し
喜界町の地域おこし協力隊員に11日、山口県出身の畑谷康文さん(65)が着任した。サンゴ留学生らが暮らす学生寮のコーディネーターを務め、高校生らの成長を後押し。未来の担い手育成などにつなげていく。
畑谷さんは関西大学を卒業後、大阪府にあるアパレル業界に勤務。31年務めた後は、山口県内にある学生制服メーカーで営業や総務職を務め、今年4月に定年退職した。
喜界町へは、看護師の妻が離島医療に興味があり、旅行と視察を兼ねて昨年に初めて来島。地域の身近さや豊かな自然に魅了され、「消化する人生だけでなく、何か新しいことにも取り組みたい」と応募した地域おこし協力隊員の採用が決まり、移住した。
隊員の任期は3年間。喜界高校に通う島外出身の生徒を受け入れる学生寮「サンゴ寮」の管理運営や生徒指導などを中心に担っていく。
この日、役場で隈崎悦男町長から委嘱状を受け取った畑谷さんは「親元を離れて留学する子どもたちは不安も多い。外から来た同じ立場の目線で支えたい」と強調。「島の良さや魅力を伝えながら、新しい環境で自分たちの新たな可能性が見つけられるよう一緒に取り組めれば」と話した。
サンゴ留学は町独自の離島留学制度で、関係人口の創出などを目的に2023年に開始。現在は高校生18人が在籍。4月からは小中学生対象の喜界島ジオ親子留学も始めている。

