防災気象情報が刷新へ

刷新される新たな防災気象情報について情報共有した名瀬測候所防災気象連絡会総会

28日から運用、予報官が解説
名瀬測候所連総会

 名瀬測候所防災気象連絡会(会長・福永信悟名瀬測候所長)の2026年度総会が14日、奄美市の名瀬第二地方合同庁舎であった。28日から運用が始まる新たな「防災気象情報」について同所の隈猛・予報官らが解説。講話に耳を傾け、情報を共有した。

 会は、奄美地方内の自治体や交通機関、自衛隊や海保、報道や建設業らの関係機関で構成。この日はオンラインを含め約40人が参加した。

 新たな防災気象情報は、大雨、土砂災害、高潮(奄美地方は河川氾濫情報の運用なし)を避難行動に応じた5段階の警戒レベルに整理・統一し、分かりやすくした。最も高いレベル5を特別警報、レベル4を危険警報、レベル3を警報などとして発表。レベル3の警報が発令されたら自治体からの避難情報に注意し、危険な場所にいる場合は早めの避難が求められる。

 隈さんは、それぞれのカテゴリーごとに要点を解説した。土砂災害情報については「レベル4の危険警報を発表する可能性が高い状況において、レベル3の警報は発表される。レベル3の次は4が発表されると思って備えてほしい」と説明。浸水被害の恐れがある18時間前に注意報(レベル2)、12時間前に警報、6時間前に危険警報の発表を想定する高潮情報については「段階的に発表される。トリガー情報として活用してほしい」などと訴えた。

 警報見通しを知らせるために新設された「時系列情報」の説明では、「これまでの早期注意情報より角度の高い情報が提供できる」などと報告。発表する時間帯がより細分化される早期注意情報(レベル1)については「情報をうまく活用し、災害への心構えにつなげてほしい」と呼び掛けていた。

 会ではこの他、「地震や津波について」をテーマに、東島成良・技術専門官が登壇。鹿児島財務事務所名瀬出張所からは「財務局の業務について」と題する講話もあった。

 同測候所によると奄美地方では25年の1年間、北部で大雨2、波浪1、南部で大雨2、洪水1、波浪2回の警報が発表されている。