【ボクシング・ライトウエルター級決勝】勝利を決め、互いの健闘をたたえ合う宮山優=県補助体育館
第75回県高校総合体育大会(県高校体育連盟など主催)は14日、ボクシング、サッカー、ソフトテニス女子など計13競技が県内各地であった。ボクシングは、宮山優志(沖永良部3年)がライトウェルター級を制し、全国大会及び全九州総体出場を決めた。サッカーは、大島、沖永良部の2校が1回戦を突破した。ソフトテニス女子は団体戦があり、奄美勢4チームは1回戦で敗れた。25日はサッカー、ソフトテニス女子など4競技が続開し、ハンドボールが新たに始まる。
結果は次の通り。
◆陸上競技
(白波スタジアム)
【女子】▽200㍍準決勝 ⑧前崎優実(奄美2年)27秒67
◆ボクシング
(県総合体育センター)
【男子】〈ライトウェルター級〉▽決勝 宮山優志(沖永良部3年)=RSC・1R1分25秒=坂本源次(出水工業3年)=全国大会及び全九州総体出場権獲得
〈バンタム級〉▽決勝 原田恭佑(鹿屋工業2年)=WP5―0=宮山大志(沖永良部2年)=全九州総体出場権獲得
◆サッカー
(半端ない人工芝サッカー場など)
【男子】▽1回戦 沖永良部5―0出水、鹿児島工2―0奄美、甲南9―1与論、鶴丸8―1喜界・樟南第二、松陽4―0徳之島、大島4―3武岡台
◆ソフトテニス
(東開庭球場)
【女子】〈団体〉▽1回戦 鹿児島高専2―1奄美、鳳凰3―0樟南第二・明桜館合同、鹿児島南3―0喜界、鹿屋2―1大島
ボクシング部復活から6年目。最高戦績準優勝だった沖高ボクシングの歴史を宮山優志が塗り替えた。決勝戦は1R開始1分25秒でレフリーストップがかかっての完勝。「気持ち良いです」と満面の笑みで振り返った。
ゴングと同時に相手の懐に飛び込み、パンチを浴びせる。すぐさまロープ際からコーナーポストに追い込んだ。左右の強力なボディーブローが着実にダメージを与えていく。1分25秒の圧勝劇だった。
相手の坂本の強さも分かっている。距離をとりながらのアウトボクシングが、詰めるインファイトか。前日までは思案していた。迷いを断ったのは弟・大志のアドバイスだった。「兄ちゃんはインファイターなんだから、そのスタイルを貫けば」。考えてみれば駆け引きで相手を上回るのは苦手。「判定にもつれたら勝てる気がしなかった」。勇気を持って最初から距離を詰めて懐に飛び込んだことが全国への切符につながった。
島から全国へ行くのは無理ではないかと周囲に思われたこともあった。競技人口も少なく、情報も少ない島だったが「だからこそ勝ちたい気持ち、強いハングリー精神」を育むことができた。3年生最後の全国出場のチャンスに集中力を高め、自分らしいボクシングで切符を手にすることができた。全国出場は決めたが「出ることが目標ではなく、目標は勝つこと。全国優勝を目指す」と大望を語っていた。

【ボクシング・バンタム級決勝】果敢にパンチを繰り出す宮山大(左)=県補助体育館
宮山大志(沖永良部) (バンタム級で惜しくも準優勝)想定外の結果だった。兄と兄弟で全国にいこうと多くの人に応援してもらえたのに応えられなくて申し訳ない。自分らしさを出した兄と出せなかった自分の差。兄が全国出場を決めたことは誇らしい。

