奄振予算確保へ要望活動

国土交通省で上田大臣政務官に要望書を手渡す一行

奄振委員長らと意見交換
市町村長会・議会議長会

【東京】奄美群島市町村長会(会長・高岡秀規徳之島町長)と奄美群島市町村議会議長会(会長・永田誠伊仙町議会議長)は27日、2027年度に向けた奄美群島振興開発(奄振)の推進に関する要望活動を関係省庁で精力的に行った。国土交通省、農林水産省などで要望書を提出、県関係国会議員との意見交換もあった。

今回のポイントは「奄美群島振興交付金予算の確保について」「奄美群島航路航空路運賃の軽減等にかかわる予算の確保、制度の拡充」「奄美群島と沖縄との連携事業に関する予算の確保」「奄美群島の自立的発展に向けた振興開発の推進」「奄美群島における産業基盤及び社会基盤の一層の整備推進」の5項目。

「奄美群島振興交付金」については、市町村事業分として交付金20億5900万円が要望額となっている。要望書には、重要病害虫、特殊病害虫及び不快害虫等対策の充実・強化も記載された。セグロウリミバエを根絶するためには、「不妊虫放飼が最も重要な防除法となる」としている。

高岡会長と安田壮平奄美市長(奄美群島広域事務組合管理者)らは4班に分かれ衆議院、参議院の議員会館を回った後、衆議院第一議員会館会第一面談室へ。自民党奄美振興特別委員会委員長の森山裕衆院議員らと対面。高岡会長は要望書を説明、手渡し「今後もしっかりと取り組む」との森山氏の力強い返答を受けた。

国土交通省では上田英俊(えいしゅん)大臣政務官とにこやかに面談。要望書に理解を求めた。財務省では三反園訓財務大臣政務官と対面。和やかな雰囲気の中で情報交換がされた。また、農水省では各群島の農政の現状について意見を交換、松本平農村振興局長は「しっかりと受け止めて頑張る」と理解を示し「鈴木(憲和)大臣も顔を見せました」(関係者)という。

ほか、伊集院幼大和村長、元山公知宇検村長、鎌田愛人瀬戸内町長、隈崎悦男喜界町長、伊田正則伊仙町長、前登志朗和泊町長、今井力夫知名町長、田畑克夫与論町長ら一行はほかに環境省、内閣府、総務省へ要望書を提出した。

高岡会長は「高市政権になって当初予算の在り方が見えない中、要望の在り方が重要だと感じている。しっかりと熱意を持って要請していきたい」と意欲を語った。一方、安田市長は「奄美群島への深い理解、力強い後押しを実感した。引き続き一丸となって、予算所要額確保に取り組んでいく」と振り返った。