委嘱状を手にする宮野さん(中央)を囲み竹田町長と岡江敏幸副町長
再生型観光構築を推進
龍郷町の地域おこし協力隊員に1日、東京都出身の宮野愛美さん(32)が着任した。秋名集落を拠点に再生型観光構築に取り組む一般社団法人ローカルコープ(LC)龍郷に所属し、自然環境再生を念頭にしたネイチャーポジティブな観光を推進する。任期は3年間。
宮野さんは明治学院大学国際経営学科を卒業後、人事採用やAIスタートアップ系の企業に勤め、営業やコンサルティングを担ってきた。途中、大学院にも進学。農山漁村の研究に取り組んできた。
龍郷町へは、大学院のフィールドワークや民間経営者らが集まる「薩摩会議」のセッションを通じて来島した。豊かな自然や文化、集落の近さに魅力を感じ、「人と地球の共生に関わり、文化や風土をどう両立していくのか、地域と一緒に考えたい」と思い、協力隊員の応募を決めた。
任務は、自然も暮らしも豊かになる再生型観光の推進。地域産業への定着を重視する事業所派遣型の隊員として採用した。
この日は、役場町長室で委嘱状が交付。竹田泰典町長は「まずは地域になじむこと。(LCは)未知の世界で大変だが、地域活性化に貢献してほしい」と激励した。
同行したLCの村上裕希理事は「自分で方向性を打ち出し、起業を意識しながら活動してほしい」とエール。宮野さんは島について「人の付き合いの濃い所が魅力的」と強調し、「地域に根差すことが重要。集落のイベントにも積極的に参加し、まずは必要とされる人を目指したい」と抱負を話した。
同法人への派遣型隊員は2人目。同町では宮野さんを含め、計5人の地域おこし協力隊員が活動している。

