龍郷町男女共同参画事業

描いた互いの絵を見せて違いを話し合う児童たち

違い認め合う仲間へ
戸口小児童がワークショップ

 龍郷町の戸口小学校(上山留美校長、児童29人)で3日、人権やジェンダー平等をテーマにしたワークショップがあった。児童たちは、次々と示される丸や三角の図形を使って思い思いに絵を描き、それぞれで異なる感性や考え方の違いに向き合った。

 事業は、龍郷町が進める男女共同参画総合計画の一環。自己肯定感の醸成や一人一人が尊重される地域づくりを目的に、町内の学校や教職員、集落住民を対象に取り組んでいる。

 講師は、ワークショップデザイナーでオフィスぴゅあの高﨑恵さん。高﨑さんは、主語を相手に置く〝あなたメッセージ〟ではなく、自分の気持ちを素直に伝える〝私メッセージ〟について解説し、「違いを伝える時、あなたは○○だと攻撃する人が多い。後ろにある背景や経験は一人一人違う。新しいやり方を戸口小で作ることが大事だ」と訴えた。

 ワークショップでは、真っ白な紙が児童に配られ、「しゃべらない」「のぞかない」を条件に描くべき図形が順番に示された。高﨑さんは「まずは真ん中に大きな丸を描いて」「次はいろんな三角を」などと口頭で指示。仕上がった絵を見せ合った児童からは「同じ指示なのに描いた絵がぜんぜん違う」などと発表があった。

 高﨑さんは最後、「それぞれに違いがあっていい」と強調。「違いを知ってこそ仲間だ。29人の違い大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 6年の大茂佑真くん(11)は「(絵を見せ合わずに)描くのは難しかったけど、いろいろな正解があると思った」と笑顔だった。

 授業の後は、教職員向けセミナーも実施。集落では、住民を対象にした同様のワークショップも行った。