『旅の指さし会話帳』寄贈

『旅の指さし会話帳』10冊を寄贈した髙久直子さん(龍郷町りゅうがく館)=提供写真=

東ティモール編著者、髙久直子さん(龍郷町出身)
りゅうがく館 民族衣装展示も

 「東ティモールってどこ?」「テトゥン語って?」――。旅への好奇心をかき立てるアジアの民族衣装や、バックパッカーの〝最強のお守り〟といわれる『旅の指さし会話帳』シリーズ10冊を展示したコーナーがこのほど、龍郷町りゅうがく館に設置された。

 シリーズ83作目となる「東ティモール編」の著者で、イラストも手掛けた同町赤尾木出身の髙久直子さん(41)(旧姓・三井)が寄贈(衣装は寄託)した。

 髙久さんは短大卒業後、JICA海外協力隊員としてインド洋の島嶼(しょ)国モルディブやインドに教師として派遣された。

 東ティモールには、2021~24年まで滞在。現地の人々と現地の言葉(テトゥン語)でコミュニケーションをとる喜びを実感。帰国後、会話帳刊行を目指しクラウドファンディングで資金を集め出版にこぎつけた。

 本は、現地でそのまま使える実用的なフレーズや文化を、髙久さんが描いたイラストとともに紹介した内容。「指さし」するだけで通じる単語集と、日本語から引ける辞書をダブルで収録している。

 髙久さんは現在、出産と育児のため帰省中だが、9月には再び東ティモールに赴任する予定。

 古里の子どもたちに向けて、「大人になる頃には、外国の人と触れ合う機会がもっと増えると思う。ぜひ言語や文化の違いを認め合い、友達を作ってほしい。一人一人が仲良くなることが世界の平和につながると願っている」とメッセージを寄せた。

 展示は今月末頃まで。

 ※東ティモール…オーストラリアの北に位置する〝21世紀最初の独立国〟。英語はほぼ通じない。