奄美地方は6日、南部・北部で大雨となった。喜界島では、午前10時4分までの1時間に59・0㍉の非常に激しい雨が降り、一時はレベル4の土砂災害危険警報、レベル3の大雨警報が発表された。喜界島では住家浸水や道路冠水などの被害が多発。奄美群島の空の便では欠航が相次ぐなど交通機関も乱れた。
6日は、台湾付近にあった熱帯低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となった。停滞する梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、各地で大雨に見舞われた。
喜界島では1時間の降水量が59・0㍉、伊仙(午前5時34分)では50・5㍉の非常に激しい雨を記録。古仁屋(同8時58分)で45・5㍉、天城(同7時2分)で42・0㍉など、各地で激しい雨を観測した。
4日午後11時から6日午後4時までの降水量(速報値)は、喜界島214・0㍉、古仁屋205・0㍉、天城179・5㍉、和泊町165・0㍉、伊仙146・5㍉。喜界島は24時間の降水量が6月の月極値を更新した。
喜界町では一時、土砂災害危険警報、大雨警報が発表され、全域に避難指示も出された。6日午後5時現在、床下浸水4棟(池治1、小野津2、坂嶺1)、床上浸水1棟(坂嶺)が報告。11か所で道路が冠水し、うち2か所で通行止めに。土砂崩れや人的被害は確認されていない。
空の便では、喜界島発着の計6便が欠航した。奄美市笠利町の奄美空港では、鹿児島、徳之島行などの計10便が欠航し、遅延も相次いだ。一部では、海の便や路線バスも影響した。
7日に予想される1時間の降水量は南部・北部ともに多い所で50㍉。午後6時までの24時間の降水量は南部・北部ともに多い所で150㍉を見込む。
名瀬測候所は、7日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けている。
