輪になって全員で文化祭のテーマを合唱した生徒ら(7日、奄美市名瀬の大島高校)
川内健太郎生徒会長(写真左)から花束を受け取る堂薗校長
奄美市名瀬の県立大島高校(堂薗幸夫校長、生徒659人)で7日、文化祭があった。気温が30度を超える真夏日の中、舞台発表や体験型の展示などで工夫を凝らし、来場した保護者らの目を引き、生徒たちは青春の思い出を刻んだ。
今年のテーマは「糸―最高の絆が再光の記憶へ―」。舞台は書道部による書道パフォーマンスで開幕。音楽に合わせて部員たちが巨大な用紙に「限界突破」、「筆にのせる熱い想い、積み上げた日々を胸に、我ら今こそこの手で書を繋ぐ、紡縁」などの文字をしたためた。
3年生は各クラスが舞台発表。スマートフォンなどで撮影した映像を生徒たちが編集した映像にクラスメート全員で劇とダンスを展開。空手道部による演舞のほか、ダンス部は県高校総体で演じた「結」を披露した。
展示部門では書道部や美術部の作品のほか、茶道部による「お茶会」のほか、お化け屋敷、射的などの体験型も多くあり、訪れた親子連れなどで長蛇の列ができたブースもあった。
舞台発表の後半の開始前には3年ぶりに復活したという「未成年の主張」があり、男子生徒が気になっている女子生徒に告白する場面もあった。
吹奏楽部はアニメメドレーのほか、同校の定番曲となっている「テキーラ」を演奏。「テキーラ」の掛け声とともに生徒たちは勢いよく空へ舞い上がった。
文化祭の最後は同校で歌い継がれている「文化祭テーマソング」を全員で輪になり肩を組んで合唱。5月29日に還暦の誕生日を迎えた堂薗校長への誕生日を祝うサプライズもあり、生徒会長の川内健太郎さんが「先生はいつも挑戦する姿を私たちに見せてくれて、勇気づけられている。いつもありがとうございます」と英語でスピーチし、花束を送った。
堂薗校長は講評で生徒たちに対して「ありがとう」と語り、「みんなよく頑張ってくれました。雨や台風の影響もあり、少ない練習時間の中だったが、さすが大高生。ちゃんと仕上げてくれた。お疲れさま」などと述べた。
53人の実行委員を束ねてきた文化祭実行委員長の豊ゆいかさん(3年)は「高校生活最後でもあり、充実感があり、寂しさもあったが、みんな一人一人の力を集めて、一致団結して文化祭を盛り上げることができた。私の3年間の中で一番盛り上がった文化祭だった」などと笑顔で語った。

