粗飼料自給率向上対策、肉用牛振興大会開催などが事業計画に盛り込まれた肉用牛振興協・畜産部会の総会
県肉用牛振興協議会大島支部(支部長・白石靖裕大島支庁農政普及課長)と奄美群島農政推進協議会畜産部会(部会長・白石将JAあまみ与論事業本部畜産課長)の2026年度総会が10日、奄美市名瀬のAiAiひろば多目的ホール・会議室であった。畜産部会の今年度事業では3年に一度各島持ち回りで開いている肉用牛振興大会を今年10月、奄美市で計画している。奄美大島での開催は初めて。
両総会では25年度事業実績・収支決算、26年度事業計画・収支予算、役員改選いずれも承認した。昨年の子牛市場の年間取引状況で大島地区全体の頭数は1万4914頭となり、県内で1位相当、全国でも3位相当の数を誇る。こうした中、肉用牛振興協大島支部によると、今年2月時点の肉用牛の飼養農家戸数は1301戸(前年比5・4%減)、子取り用雌牛の飼養頭数は1万9948頭(同5・1%減)といずれもわずかながら減少している。
事業計画では生産費の低減へ「ハカマロール」(サトウキビの収穫残さを飼料として活用)増加など粗飼料自給率の向上、家畜排せつ物の適正な処理・利用を重点課題に掲げている。このうち粗飼料自給率向上へ▽ハカマ回収利用の普及・定着に向けた取り組み▽トランスバーラ(牧草)栽培実証展示▽イタリアン・エンバク(同)等の実証展示▽研修会の開催――に取り組む。ハカマロールは機械化体系の関係もあり徳之島を中心とした普及にとどまっていることから、研修会などを通し他の島でも推進していく。
畜産部会の事業計画では、低コストで商品性が高い子牛生産体系を確立するため、畜産基盤再編総合整備事業による未・低利用地を活用した飼料基盤造成や家畜管理施設・家畜排せつ物処理施設等の整備推進を掲げている。奄美市で計画している肉用牛振興大会は10月21~22日に開催予定。前回は沖永良部島で開かれた。代表牛の品評会などが行われる。
改選された役員は次の通り。(敬称略)
【県肉用牛振興協議会大島支部】支部長=白石靖裕(県大島支庁農政普及課)▽副支部長=川口泰樹(天城町)、上原英光(JAあまみ沖永良部畜産課)▽監事=吉原周平(宇検村)、末川琢也
【奄美群島農政推進協議会畜産部会】部会長=白石将(JAあまみ与論)▽副支部長=井原豊幸(奄美市農林水産課)

