「48年間ありがとう」

最後の運動会。園児の頑張りに地域の人々からも温かい声援や拍手が送られた

 

 

 

天候が心配されたが、予定通り万国旗などで彩れた園庭で開催された

 

 

 

運動会最後のプログラム。全員で六調を踊り感謝を込めた「ありがとう うしゅくほいくしょ」

 

 

 

今年度で閉所の宇宿保育所 地域ぐるみで最後の運動会
「残念」「寂しい」の声も

 

 

 

 幼保連携型認定こども園の開設に伴い今年度で閉所となる奄美市笠利町の市立宇宿保育所(吉田米秀所長、園児18人)で13日、最後の運動会が開かれた。園児の保護者や親族だけでなく地域の人々も駆け付け、「48年間ありがとう」と感謝を込めた。

 台風に続き梅雨末期の大雨と天候が心配され、雨天時は屋内施設(宇宿小体育館)も検討されたが、時折青空が広がる天候となり、保育所園庭で開催。色とりどりの万国旗がムードを高めた。吉田所長は開会式のあいさつで「きょうはかけっこやお遊戯など一生懸命頑張ってください。お父さんお母さんだけでなく地域の皆さんもたくさん来場されました。宇宿保育所として最後の運動会。一緒になって楽しみましょう」と呼び掛けた。

 0歳児から年長となる就学前の5歳児まで通うが、園児たちはゼッケンの色で年齢別に競技に臨んだ。園児全員が参加してのかけっこから始まり、スタート前にマイクを握って自己紹介。「元気に頑張ります」のはつらつとした声が園庭内に響いた。休憩を挟みながら親子競技やバルールを使った園児の遊戯、卒園となる5歳児家族による家族走、紅白リレーも。園児や親子に地域の人々から温かい拍手が送られた。

 運動会の最後を飾ったのが全員参加の「ありがとう うしゅくほいくしょ」。華やかに飾り付けられたくす玉を園児が割ると、「宇宿保育所 48年間ありがとう」と書かれた垂れ幕が登場。園児、職員、保護者、地域の人々も参加しての六調でにぎやかに締めくくった。

 保育所近くに住む大瀬和也さん(69)は「5人の子どもが保育所に通い、今は孫にあたる長男の子どもが通っている。子どもたちを中心にしてさまざまな交流行事が行われ、保育所は地域を盛り上げる場だった。来年3月で閉所となるのは残念で寂しいという思いがある」と感慨深げに語った。

 卒園となる年長児以外の園児は、太陽が丘運動公園内に整備された「かさりこども園」に来年度から通うことになる。