県議会一般質問

相談窓口や居場所など情報一元化
不登校児童生徒 環境整備でガイドブック作成へ

 県議会6月定例会は24日、引き続き一般質問があり、伊藤浩樹議員=自民党、出水市区=、東清剛議員=無所属、日置市区=、長田康秀議員=自民党、鹿児島市区・鹿児島郡区=、中村素子議員=自民党、阿久根市・出水郡区=が登壇した。不登校児童生徒の支援で環境整備についての質問があり、相談窓口や子どもの居場所などの情報を一元的に掲載したガイドブックを作成することが報告された。

 北薗育子・子ども政策局長の答弁によると、今年度の子どもの居場所づくり推進事業で進めているもの。子どもや保護者への情報提供の充実を図るためガイドブックを2万4000部作成し、「県内の小中高校、特別支援学校等の全教員及び支援機関等に配布することとしている」と述べた。子ども福祉課によれば7月頃を目指し作成し、夏休みか夏休み明けに配布する予定という。

 また、北薗局長は持続可能な居場所づくりを支援するためアドバイザーを派遣するほか、フリースクールなど民間団体が行う活動内容の充実等の取り組みに対し50万円を上限に補助を行うとした。

 不登校児童生徒の出席扱いの透明化について地頭所恵教育長は「2019年10月の文部科学省の通知を踏まえ市町村教育委員会に対し、フリースクール等を利用する児童生徒の出席扱いを判断する際のガイドラインを作成することや出席扱いの判断にあたっては教育委員会と連携するよう校長に継続的に働き掛けている」と説明。ガイドラインの作成については23年度末時点で対象の児童生徒(不登校でフリースクール等利用)がいた25市町村のうち19市町村で作成していたが、25年度末時点では同様に対象の児童生徒がいた32市町村全てで作成と報告した。

 奄美市にある青少年支援センター「ゆずり葉の郷」についての質問があり、地域の児童福祉に果たしている役割について北薗局長は答弁で、3事業所ある自立援助ホームは義務教育修了等に伴い児童養護施設を退所した児童等で、なお支援を必要とする者に対し日常生活上の援助や生活指導、就業支援などを行っていると説明。運営している社会的養護自立支援拠点事業所「つむぐテラスかごしま」(鹿児島市)については児童養護施設に過去入所していた者や虐待経験がありながら、これまで公的支援につながらなかった者等で「悩みや困難を抱えている方々について、その孤立を防ぎ必要な支援につなげる拠点として開設したもの。ここでは利用者交流の場の提供や他の支援機関への橋渡しなどを行っている」と述べた。

 自立援助ホームへの支援は施設の円滑な運営に必要な人材にかかる経費、施設整備費の補助も行われている。このうち運営費などについて物価高騰を受け、国が公定価格の引き上げや加算措置を講じているとした。

 25日も一般質問がある。