徳之島子ども音楽フェスティバル

県吹奏楽コンクールを前に、日頃の練習の成果を披露しあった徳之島子ども音楽フェスティバル=11日、徳之島町文化会館

練習の成果を披露交流
県吹奏楽コン前に 児童生徒ら6組・約120人が出演

 【徳之島】「第19回徳之島子ども音楽フェスティバル」(徳之島町文化会館、徳之島音楽教育研究会主催)が11日夕、徳之島町文化会館で開かれた。島内の小・中・高校の吹奏楽部や音楽部など計7校・6団体(合同含む)の児童生徒約120人が出演し、日頃の練習の成果を披露。保護者や地域住民ら約300人の観客を魅了した。

 同フェスティバルは「音楽を愛する子どもたちを地域が支える音楽会」をテーマに開催。演奏交流を通して成果を地域へ発信するとともに、今月末に控える県吹奏楽コンクールなど本番の舞台を見据え、経験を積むことを目的としており、今年で19回目を迎えた。

 開演は、樟南第二高校吹奏楽部6人によるフレキシブル・アンサンブル「一閃(いっせん)の舞い」(福田陽介作曲)。続いて、天城中・北中合同吹奏楽部22人、亀津小吹奏楽部30人、亀津中吹奏楽部26人、天城小金管バンド11人、徳之島高校音楽部11人など、計7校・6団体が次々に演奏を披露し、多彩なステージを繰り広げた。

 なかでも亀津中吹奏楽部は、2024年日本管楽合奏コンテスト全国大会最優秀賞に続き、今年2月の全日本アンサンブルコンテストでは徳之島の伝統子守歌「ねんねがせ」を織り込んだオリジナル曲「結(ゆい)の祈り」の管打三重奏(3人編成)で金賞(最高賞)を受賞。表現力豊かで迫力ときれのある演奏で魅了。会場から大きな拍手を受けた。

 各団体の演奏後には代表が抱負を発表。亀津中吹奏楽部の井凜音部長(3年)は「県大会では離島からも必ず金賞が取れることを鹿児島の皆さんに示したい。応援をよろしくお願いします」と力強く語り、観客から激励の拍手が送られた。

 観客の一人で天城町平土野の公務員、里山浩一さん(55)は「全体的にレベルが高く驚いた。中学で初めて楽器を手にした1年生も多いと聞くが、数か月でここまで演奏できる子どもたちの可能性を感じた」と話していた。

 プログラムの幕間には、各校指導者らで即席編成の「ディレクターズバンド」のサプライズ出演も。沖縄民謡「てぃーちてぃーる」などをジャズ調にアレンジした軽快な演奏を披露して会場を和ませた。