知名町まちづくり住民説明会スタート

町の課題や各種事業について説明した今井力夫町長(5日、知名町町)

公金詐取、住民から質問相次ぐ

 【沖永良部】2026年度知名町まちづくり住民説明会が5日、同町瀬利覚字公民館で開かれた。地域住民30人が参加。元役場職員の公金詐取事案や赤字が続くフローラルホテルの経営状況などについて町民と意見を交わした。

 今回は▽脱炭素事業▽元役場職員の公金詐取事案▽旧庁舎跡地の利用▽フローラルホテルの経営状況▽町制施行80周年記念事業――について今井力夫町長から説明があった。

 2018~23年度の間に元役場職員が公金約3700万円を詐取した事案で、これまでの経緯を説明した今井町長は「和解案は議会で2度否決されている。裁判に向けて動き出さないといけない」と述べた。

 質疑では、公金詐取について町民から「和解の方が良い」「毎年監査が入るのに、なぜ分からなかったのか」などの意見が出た。

 フローラルホテルについては、存続に向けて「どれくらいの利益が必要か」との町民の問いに、今井町長は「いまの稼働率が45%で、一番良い時は67%あった。黒字化するためには稼働率を50%に持っていきたい」と答えた。このほか、町民から「ホテルを売却する考えはあるのか」「人材不足の調理部門を町内事業者に委託してはどうか」などの提案もあった。

 説明会は、6日に住吉字公民館で開催予定だったが、台風の影響で18日以降に延期。12日は田皆字公民館、13日は芦清良字公民館、17日は下城字公民館で開催する。