書き入れ時観光に打撃

多くの観光客でにぎわうマングローブカヌーは台風の影響で6日から中止となった

台風13号影響 マングローブカヌー6日から中止
宿泊・レンタカーキャンセル相次ぐ

 大型で強い台風13号が奄美地方に接近しているが、強い勢力を維持している上にスピードが遅いため影響が長引きそうだ。夏休み時期は家族旅行など団体客が多く観光は書き入れ時だが、宿泊施設やレンタカーは今週に入りキャンセルが続く。体験型観光で人気のマングローブカヌーも6日から中止している。

 奄美市でホテルとレンタカーを営む向井純一さん(49)は「レンタカーの方は3~4日ぐらい前からキャンセルが集中している。予約している日にちをずらすという変更もあるが、やはりキャンセルが多い。子どもとの家族旅行で群島内を船舶で移動するという利用者もこの時期は多く、フェリーは早くから欠航しているだけに影響が大きい。ホテルは、夏場は航空運賃が高い関係でビジネス客は少ない。観光のお客さんが多いが、海の便だけでなく空の便も欠航し足止めを食らう宿泊客も出ている」とし、「利用が多い時期だけに痛手だが、こればかりはどうしようもない」と話す。

 同市笠利町の奄美リゾートばしゃ山村は「宿泊利用客の7割は関東や関西方面から。31部屋あり、1日あたり20~30人の予約があったが、3日からキャンセルが出始めた。今のところ8日までキャンセルが出ている。影響は10日頃まで続くのではないか」とみている。

 与論島にあるリゾートホテルは、夏休みの今は子ども連れの家族旅行が多く、沖縄経由で船舶を利用しての来島が多いという。「8月に入ってからキャンセルが出始め現在の宿泊客はゼロ。台風の速度が遅いため船の欠航は10日まで続くのではないか。宿泊利用の影響が長引く上、島内では物資も不足している」と厳しい状況だ。

 同市住用町にある黒潮の森マングローブパークは6~7日は臨時休館。8日も天候しだいで休館になるという。雄大なマングローブ原生林内をカヌーで楽しむツアーが人気で、夏場は飛び込みを含めて1日あたり100人程の利用があるという。同パークは「台風の状況によってはカヌーの中止が長引くかもしれない。こればかりはどうしようもなく我慢の時期と受け止めている」と語った。