笠利町に有償ボランティア団体発足

「笠利町では初めての取り組み」として発足した有償ボランティア団体「陽だまり」の協力員(前列)=提供写真=

「小さなことでも対応相談して」
買い物・外出、子育て支援も

 社会的な課題解決や地域貢献を目的としている有償ボランティア。奄美市笠利町に取り組む団体が発足した。買い物や外出支援、子育て支援、草刈りや伐採など利用しやすい料金を設定しており、「どんな小さなことでも対応したい。相談してほしい」と呼びかけている。

 同市笠利総合支所のいきいき健康課(ふれ愛の郷)で会計年度任用職員として勤務していた協力員らで発足した「陽だまり」(濱地ハルヨ代表)。現在のスタッフ数は6人で、「ぽかぽかとぬくもりに満ちた温かな雰囲気を大事にし、サポートによって住民の皆さんが陽気になってもらえれば」(濱地代表)という願いを団体名に込めた。

 会計年度任用職員当時、在宅訪問を通して高齢者の身の回りの世話などを行った経験がある。そこで感じたのが「介護保険サービスではカバーしきれない困り事がある。家事援助など求められている。きめ細かなニーズに応えていきたい。話し相手も必要となっている。高齢者だけでなく、産後の悩みを抱えるお母さんの話し相手にもなりたい」。賛同者で退職後準備に入り、活動は今月からスタートした。

 サービス内容は、「1時間千円から」としているのが買い物・外出支援、話し相手、簡単な家事支援、病院受診(町外病院は3千円~)、子育て支援など。外作業にも取り組み、草刈り・伐採以外では粗大ごみ収集運搬、除草剤薬品散布、倉庫・遺品整理などで料金は「1時間1100円(別途薬品代や廃棄料金が必要)から」。安価でも有償にするのは、各集落では日常的に行われている近所同士の助け合いに報酬を設定することで、お互いに気兼ねなく利用や活動が継続できるようにするためだ。

 濱地代表は「困り事があれば気軽に相談してほしい。利用される方々の都合のいい時間帯を優先しサービスを進めていきたい」と語る。「陽だまり」では協力スタッフも随時募集中だ。利用を含めて問い合わせは濱地代表電話090・7452・9352まで。