与論3小、国会議事堂見学

晴天の下、笑顔の参加者たち(前列左から2人目が保岡宏武衆院議員、右端が齊藤浩雄校長、右から6人目が山本校長。前列車椅子が佐藤文子さん、後ろで支える佐藤栄久氏)

 

 

国会の委員長室などで記念写真に納まる参加者たち

 

 

興味深そうに国会内を見学する児童たち

 

 

あいさつする主催者の佐藤栄久氏。参加者は用意された特製洋食弁当に舌鼓を打った

 

 

佐藤文子さんに丁寧にあいさつする児童ら

 

 

 

佐藤持久氏の遺志を継承し栄久氏が主催
児童ら貴重な経験に感謝
 
 
 
 【東京】与論町3小学校と東十条小学校の関係者らが7月21日、千代田区永田町の国会議事堂の見学会(衆議院)と昼食会を行った。一般社団法人奄美大島青年会議所第38代理事長で佐藤持久氏(与論町栄誉町民)が設立した三陽電設㈱の元二代目社長、佐藤栄久氏が主催し、衆院議員・保岡宏武事務所の協力で開催された。児童らは初めての体験に「広くて驚いた」「テレビで目にするのとは全く違う」などの感想を寄せていた。
 
 見学会と昼食会は、会期延長となった国会で最高気温が36度超えも予想される中、それでも児童らは元気に集まった。与論町出身の佐藤持久さんの遺志を妻・佐藤文子さんらが継いで「少しでもお役に立てれば」との思いで開催したもの。持久さんは、2005(平成18)年から東京の各名所を見学する与論町の児童らに「島の子どもたちに大志を抱いてほしい」との思いで、故保岡興治元法相の計らいで国会議事堂の見学を実現。その後、元衆院議員の徳田毅氏、金子万寿夫氏も協力。07年からは、議員食堂での昼食会も行っている。
 
 1980(昭和55)年9月20日に与論町3小学校(与論小、茶花小、那間小)は、北区立東十条小学校と姉妹盟約を締結している。今回、与論の3小は19日から22日までの「体験学習授業」の一環で、東十条小を訪問、同校近くの会館を宿にした。この日は齊藤浩雄東十条小校長も同行したほか、山本裕三茶花小校長ら引率者5人と3小からは計12人の児童が招待された。案内役は、保岡宏武衆院議員(比例九州ブロック)と上島義盛政策担当秘書、乙部美紀子秘書が担当した。
 
 参加者一行は、国会議事堂の正門前で集合写真の後、衆議院へ。中央広場、
天皇陛下の御休所や本会議が開かれる衆議院議場などを、赤じゅうたんを足元に感じながら回った。化石を含んだ柱なども紹介され、児童らは歓声を上げていた。約1時間の見学を終えた一行は、議員食堂へ。主催者で保育園経営者の栄久氏が父親と与論島との関わりなどを説明し「ルーツである奄美群島の発展に微力ながら貢献したい」とあいさつした。
 
 山本校長は、主催者に謝辞を述べるとともに「子どもたちにとって貴重な経験となった」と語った。続いて与論小の西海慶さん(6年)が参加児童を代表してあいさつし、その後児童全員が起立し、深く一礼し感謝の気持ちを伝えた。続いて西さんは「なぜ政治家を目指したのか」と質問、茶花小の野田貴仁さん(5年)も「議員になってやりたいことは」、また那間小の激田翔珠さんは「議員の仕事をして楽しいことは何ですか」など質問が寄せられ、保岡議員は笑顔で対応していた。
 
 中には「年俸は幾らですか」など現実的な問いもあった。保岡議員は「離島出身の国会議員は5人ぐらいで、奄美出身は現在私1人。今日の経験を忘れず、皆さんは島の宝、日本の宝として頑張ってほしい」と語った。