講師からフラワーアレンジメントの手法を学び作品づくりに挑戦した
龍郷町の円小学校(徳永順美校長、児童5人)は24日、同校音楽室でフラワーアレンジメント教室を開いた。講師からアレンジの手法を学び、各自の作品づくりに挑戦した。でき上がった作品は、家に持ち帰り飾るなどして楽しむ予定だという。
同校は児童たちが花にふれあい、豊かな心を育むなどの目的で同教室を計画。同様の取り組みは今回で3回目になる。
講師は鹿児島市にある㈲フラワーセンター大野の畠中宏さんが担当。畠中さんは昨年に続いて、同校で2度目の教室になるという。
畠中さんは、「鹿児島県で生産されている花や、一世帯あたりの花の消費額が全国9位である」ことなどを紹介。参加者には、バラ・カーネーション・リンドウなどの生花が用意された。
畠中さんは作品作りのコツを、▽一つの中心から植物が生えているイメージを持つ▽一つの中心に向かってそれぞれの花を挿していく―などと解説した。
児童らはそれぞれの器の中に、花を挿す水を含ませたスポンジにまずバラを5本立てた。一番長いバラを中心部に直立させ、残りの四本は約45度の角度で斜めに挿した。
バラに続きピンク色のカーネーションを小分けして、器の縁に沿うように水平に近い角度で配置した。リンドウは花が両側に開いている箇所で茎を切り分けて、花のすき間を埋めるように挿した。
畠中さんは、「全体に満遍なく配置するために、器を回転させて作品づくりをしてほしい」などと助言した。残りの花も適切な長さに切り揃え、スポンジに挿して各自の作品が完成した。
畠中さんが児童らの作品をチェックして、教室のまとめを実施。「今回2回目だが、みんな上手にできていた。初めての児童もきれいにできていた」と振り返った。
最後にでき上がった作品を手にして、全員で記念撮影を実施。児童たちから講師に感謝の気持ちで、記念品のフォトフレームが贈呈された。
5年生の德重隆成くんは、「畠中先生のアドバイスで、上手にできて良かった」と感想を話した。