シュートまでの動きや位置取りを部員らに指南する田中さん(左)
宇都宮ブレックスのアシスタントコーチ・田中誠人さん(29)による「バスケットボールクリニック」が29日、奄美市の名瀬運動公園体育館であった。市内高校のバスケットボール部に所属する部員らは、「よいシュート」などをテーマに、プロの練習方法など一流の技を学んだ。
宇都宮ブレックスは、2024―25のB1リーグ、25年のアジアナンバーワンを決めるチャンピオン大会を制した日本のチーム。田中さんは大阪府出身で、2017年にバンビシャス奈良のアシスタントコーチに就任。鹿児島レブナイズなどを経て24年に宇都宮に入った。
クリニックは、23年から教室を実施する沖永良部スポーツクラブELOVEの紹介で実現。大島、北大島高校の男女部員39人が参加した。
田中さんは、よいシュートについて「点を取れる確率の高いシュートだ」と主張。プロ選手のシュートまでの動きやポジショニングを、試合映像を見ながら解説した田中さんは、「シュートの確率を上げるためには、一人一人が関わりを意識することが大切だ」と指南した。
実戦形式の練習では、ピックやブラフ、オフボールなどの技を使って、シュートまでの動き方や位置取りなどを教えた。「試合中、マークのない絶好の機会はほとんどない。どうにかして(相手を交わす)ズレをつくりたい」と田中さん。「良いシュートを打つためには、ノーマークになれることが理想。相手の動きを考え、先回りすることが大事だ」などと訴えた。
大島バスケ部男子の安田晴哉主将は「オープンショットに特化した練習で再認識できた。大高バスケ部にも取り入れたい」と話した。
田中さんは練習後、「簡単なシュートを打つために、うまいと言われるプロの選手も本当に努力をしている」と強調。「努力するかは自分で選択できる。プロは選択・判断の連続だ。自分でいい方法を選び頑張ってほしい」と呼び掛けた。

