森(金久中出身)日本代表チームの主将で活躍

日本代表の主将としてチームの優勝に貢献した森(提供写真)

アジア大会で優勝 8月、米国の世界選手権大へ
「野球の本場で優勝目指す」

 奄美市名瀬の金久中出身の森虎珀(こはく)はこのほど、中学硬式野球の「COLT Division U16」の日本代表チームの主将として日本ポニーベースボール協会から選抜され、6月にフィリピンのマニラであったアジアパシフィックトーナメント(アジア大会)で優勝を飾り、米国である世界選手権大会への出場権を得た。森は「アジアで優勝できた。次は野球の本場の地で優勝を目指したい」と意気込みを見せた。

 ポニーベースボールは米国発祥のスポーツ。青少年の健全な育成を目的に、年代別の世界選手権大会も開催されており、マスタング(9~10歳)ブロンコ(11~12歳)、ポニー(13~14歳)コルト(15~16歳)パラミノ(17~18歳)の各リーグが全米各都市で開催されている。

 森は3人きょうだいの末っ子。中学3年生で右投げ右打ちの167㌢、63㌔。姉と兄が名瀬ドラゴンズでプレーしていたこともあり、自身も野球を始めた。

 転機が訪れたのは今年の2月。野球でより高いレベルを目指そうとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを使って自分でチームを探し、強豪チームの千葉県の市原ポニーベースボールクラブの練習に同月8日に参加したことがきっかけ。練習後に「このチームでプレーしたい」と即断し、拠点を千葉県に移した。現在は千葉県の市原市千種中に通いながら同クラブの練習に参加している。

 選考会にはクラブの推薦と試験を経て日本ポニーベースボール協会の関東選抜のメンバーに選出された。その後に各地区の選抜が集い、日本代表選考会を兼ねた全国大会では捕手や二塁手として出場。日本代表と主将の任命が試合後に伝えられたという。

 6月にあったアジア大会の初戦のグアム戦では11―1で白星スタート。続くメディナ(サウジアラビア)戦では森もスタメン入り。捕手として活躍。12―0の圧勝で勝ち進んだ。決勝のデ・ラ・サール(フィリピン)では15―2でコールド勝ちして、日本代表は世界選手権大会の出場権を手にした。

 世界選手権への出場を決めた息子の活躍に母親のともみさん(49)は「野球の本番アメリカの地でたくさん学び、奄美の人達や仲間や友達が応援してくれていることを忘れず、主将として最後の最後まで気持ちと心を一つに全力で戦ってほしい」とエールを送った。

 チームの主将としても森はチームの士気を上げる役割を果たし、常にいいコンディションづくりも心掛けたという。森は「将来の夢はプロ野球選手になること」と話し、「奄美で応援してくれる皆さんに夢はかなうということを伝えたい。日本人選手が活躍する米国の地で優勝を目指したい」などと意気込みを語った。