出前講座でオープンデータの利活用について講話した勝眞一郎さん(9日、沖永良部高校)
オープンデータ活用しよう!
地域の実態わかりやすく
【沖永良部】自治体が持つデータのうち、誰でも利用できる「オープンデータ」の利活用に関する出前講座(大島支庁主催)が9日、沖永良部高校であった。1、2年生89人が参加し、オープンデータを使った探究学習の方法を学んだ。
大島支庁では、奄美群島の現状や推移をまとめた「奄美群島の概況」をオープンデータ化。今回、高校生が地域課題などについて考える「総合的な探究の時間」にオープンデータを役立ててもらおうと講座を開催した。
講師を務めたサイバー大学IT総合学部教授で県DX(デジタルトランスフォ―メーション)推進アドバイザーの勝眞一郎さんは「主観的な情報だけでなく、客観的な情報を使うことで地域課題の実態が伝わりやすくなる」とアドバイス。身の回りにあるオープンデータとして、RESAS(地域経済分析システム)や県オープンデータカタログなどを紹介した。
生徒らは、社会保障・人口問題研究所の人口予測をもとに2050年の状況をシミュレーションしたオープンデータ「未来カルテ」を使い、沖永良部2町の人口構成を確認したり、他自治体とのごみの排出量を比較したりした。
勝さんは、沖永良部島全体で取り組んでいる脱炭素事業を例に「自然エネルギーをどのくらい導入しているのかを他の地域と比較し、この先、島がどうなっていくのかという物語を作ることで探究学習へつなげることができる」とアドバイスした
1年の松本心夢さん(16)は「オープンデータを見て、沖永良部でも少子高齢化が進んでいることが分かった。島の自然を守るためにデータが活用できないか考えてみたい」と話した。

