夏高校野球第16日

夏高校野球第16日
樟南、試合巧者ぶり発揮
れいめいは北薩対決制し6年ぶり4強へ

 【鹿児島】第107回全国高校野球選手権鹿児島大会第16日は22日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝2試合があった。

 樟南は後半試合巧者ぶりを発揮して、鹿屋中央を下した。れいめいは出水工との北薩地区同士の対戦にコールド勝ちし、6年ぶりの夏4強入りを決めた。

 23日は休養日。第17日は24日、同球場で準決勝2試合がある。

「赤木名コンビ」つなぐ野球を表現
れいめい・碇山和尚左翼手、濱田勇人三塁手(赤木名中卒)

 「幼稚園の頃からの親友」という4番・碇山と5番・濱田。れいめいの中軸を形成する「赤木名コンビ」が、チームの掲げる「低く、強い打球でつなぐ野球」(湯田太監督)を随所に表現し、勝利の原動力となった。
 初回、3番・谷口がバックスクリーンに特大2ランを放って先制。長打が出た後は「自分も続こう!」と力んで大振りになることがあるが、碇山は「自分もかつてそういうことがあったのを反省し、自分らしい打撃を心掛けた」と中前打で続いた。濱田も右打ち。二直で追加点は奪えなかったが、この「つなぐ姿勢」が三回の大量点の布石になる。

 三回表一死一二塁の得点機。碇山は「走者を返すか、打てなくても塁を進める」打撃を心掛けて右飛。「初球を狙っていた」濱田は「張っていた直球ではなかたが、高めに浮いた変化球」を逃さず左前に弾き返した。チームのお手本のような打球に触発されたように、6番・矢野、7番・平野、8番・和田も単打でつなぎ、4連続適時打4得点で試合の主導権を握った。

 小学校から一緒に野球を始めた2人。同郷の先輩がれいめいで野球をやっていたこともあり「高校はれいめいで野球をやろう!」と2人で決めていた。「2人とも野球大好き。覚悟を持って島から出てきて、雰囲気を持っている」と湯田監督は言う。準決勝では強豪・鹿児島実に挑む。濱田は「勝負を楽しみたい」と抱負。相手には大野純之介、髙野陽太、同じ奄美の朝日中出身の2人がいる。「島に帰った時は連絡を取り合って遊んでいる」仲の2人と、決勝進出をかけて真剣勝負できるのも「楽しみです」(碇山)。
(政純一郎)