連続離着陸訓練を展開

4機編隊で飛来してロール後(上)、轟音を発し連続離着陸訓練を展開した空自のF15戦闘機=8日午後3時過ぎ、徳之島空港

徳之島空港で3年連続
空自F15戦闘機など計5機

 【徳之島】航空自衛隊南西航空方面隊(那覇基地)は8日午後、徳之島空港(天城町)でF15戦闘機4機とT4練習機1機による連続離着陸訓練(タッチ・アンド・ゴー)を実施した。同空港での同訓練は一昨年の11月、昨年10月に続き3年連続3回目。展望デッキでは住民約30人が見学し「有事に備えて訓練は必要」といった声が聞かれた。

 戦闘機などの連続離着陸訓練は、着陸後に停止せずにそのまま再離陸する動作を繰り返す慣熟訓練を指す。航空自衛隊の基地が攻撃や災害を受け使用不能になった場合などに備え、民間空港での運用を想定して行われている。

 徳之島空港は、有事の際に自衛隊や海上保安庁が利用できる鹿児島県内7か所の「特定利用空港・港湾」の一つに位置付けられている。

 この日は、正午過ぎに那覇基地から飛来したT4練習機がまず離発着を行い、続いて午後3時過ぎにはF15戦闘機も4機編隊で飛来。空港沖合の上空旋回やロールを経て次々と着陸・再離陸を繰り返し、滑走路周辺に轟音を響かせた。

 同空港では同日、日本エアコミューター(JAC)の鹿児島や奄美発など計5便が欠航したが、いずれも「機材故障」が原因で、戦闘機の訓練とは無関係という。

 見学に訪れた町内の理容業男性(38)は「国民を守る国防のための訓練は必要。空港に空自の関連施設があっても構わないと思う」と話した。祖父と訪れていた天城中1年生の貢主龍(みつぎ・りゅうしん)さんは「世界で紛争が多い中で訓練は必要だと思う。でも戦争は起きてほしくない」と語った。