喜びの入賞者たち(當すずかさんは左から5人目、新谷めぐみさんは右端)

観覧者も踊り出し、六調で大盛況となった会場
【東京】関東奄美夏まつり「第12回奄美島うたのど自慢大会ⅰnTokyo」(東京奄美文化交流協会、奄美島うたのど自慢実行委員会主催)がこのほど、目黒区の目黒区民センターホールに約350人を集めて開催された。第1部「シマ唄の部」には14組がエントリーし、佐賀県出身の新谷めぐみさん(60)が「長雨切りゃがり節」を熱唱し優勝。14人が競った第2部の「奄美歌謡・ポップスの部」では、伊仙町出身の當(あたり)すずかさん(45)が「島のブルース」で優勝した。
「楽しんで唄いましたよ」――。堂々のステージを振り返ったのは、シマ唄の部グランプリに輝いた新谷さん。「たまたま関西でシマ唄を聴いて感動」。「本物を聴きたい」と約20年間で20回以上奄美を訪れている。「美しい島の風景を思い浮かべてもらえたら、うれしいですね」と満面の笑みで語った。一方、会場を巻き込んで沸かせ、第2部を制した當さんは「仲間も踊ってくれての優勝は、とてもうれしい。今度は1部の民謡で好成績を残せるよう頑張りたい」と満足げだった。
関東をはじめ、熊本県、京都府、新潟県、さらにはドイツ出身者ら全出演者にエールを送るよう第3部では、多彩なゲストがステージを飾った。「琉球舞踊・伊是名の会」が華麗な演出で奄美の世界を表現。歌手・屋宮弘孝さんは「島なさけ」などのほか、新曲「手鞠(てまり)の詩(うた)」(所ジョージ作詞・作曲)を熱唱。久永さとみさんは、伸びやかな声でおなじみの「スラヨイ黒糖」などを披露した。里歩寿、里朋樹の唄者姉弟は息の合ったステージで、「まんこい節」などを歌い上げ、大きな拍手に包まれた。惠原義之審査委員長は「出場者の師匠や教室が多彩で、個性があった。歌う技法も違い、来場者は楽しめたと思う。若い歌い手には学ぶところが大きい」と講評した。興奮と感激の表彰の後は、六調でフィナーレとなった。
入賞者は次の通り。敬称略、()内は出身地。
第1部」=優勝・新谷めぐみ(佐賀県)、準優勝・伊藤宙美(東京都)、3位・稲井紘子(埼玉県)、敢闘賞・栗原ソフィー彩月(ドイツ)▽第2部=優勝・當すずか(伊仙町)、準優勝・伊藤佐枝子(伊仙町)、3位・細田正実(東京都)、審査員特別賞・伊藤玄(愛知県)

