10月1日に移転開院する新徳之島徳洲会病院=23日、徳島町亀徳

テープカットで新築移転を祝う関係機関代表ら

徳洲会体操クラブメンバーらの「餅投げ」でも沸かせた
【徳之島】医療法人徳洲会(東上震一理事長)が徳之島町亀徳に新築移転を進めていた徳之島徳洲会病院(新納直久院長)の新築移転記念式典などが23日、新病院であった。式典には塩田康一知事をはじめ、県議会代表など島内外の関係者ら約280人が出席。内覧会や記念イベントには住民も交え数千人規模でにぎわった。新病院は10月1日に開院する。
新病院は現在地の同町亀津から東へ約1・5㌔、徳洲会グループ創設者・故徳田虎雄名誉理事長の生誕地である亀徳の丘に位置する。敷地は約3万3千平方㍍、地上6階建て延べ床面積1万8058平方㍍。病床数は199床から237床に増え、島内初となる高度治療室(HICU)を設置。重症患者を島外搬送せずに治療できる体制が整ったという。
設備面では、被曝(ひばく)を抑えて1心拍で心臓を撮影できる高性能CTなど最新機器を導入。館内には開放的な待合スペース「結いの広場」や最上階に展望レストランも備え、徳田名誉理事長が掲げた「ヘルシー・リゾート・アイランド構想」の実現を目指す。
祝賀会で東上理事長は「子宝の島で安心して出産・子育てができる医療環境を整えたい。国内外に医療を届ける徳洲会の理念をここからさらに広げたい」とあいさつ。塩田知事も「幼少期は島に小さな診療所しかなく、けがで鹿児島市まで船で通った経験がある。新病院の誕生は子どもたちに質の高い医療を届ける大きな一歩」と述べた。
式典後は、五輪メダリストら徳洲会体操クラブの実演や餅投げ、ステージイベント、屋台出店などでにぎわいを見せた。
開院当日の10月1日午前7時から、現病院の入院患者の搬送が順次始まる予定だ。

