徳之島さとうきびデトラッシャー利用料の約20年ぶり、引き上げを承認した管理運営組合臨時総会=26日、徳之島町
【徳之島】徳之島さとうきびデトラッシャー管理運営組合(組合長・高岡秀規徳之島町長)の2025年度臨時総会が26日、徳之島町生涯学習センターであった。南西糖業㈱2工場に設置し管理運営するデトラッシャー(DT)の1㌧あたり「使用料」(生産農家とハーベスター協議会折半)を「250円」から「450円」に引き上げ改定する修正予算案を承認。設備の老朽化で赤字運営が続く中、約20年ぶりの改定となる。
南西糖業に設置のデトラッシャー(ハーベスター収穫原料の精脱葉システム)は、伊仙工場(伊仙町)が設置から20年、徳和瀬工場(徳之島町)は18年がそれぞれ経過。ハーベスター収穫原料率が98%以上に定着した中、両工場ともに同機器の老朽化で故障がひん発。修繕やメンテナンス費用が膨らみ続けている。
いわば〝受益者負担金〟の「使用料」財源のみで運営される中、運営経費を差し引いた収支例では2017/18年期は約1003万円、18/19年期は同1398万円の赤字に転じ、厳しい運営を余儀なくされてきた。
このため3町の農家やハーベスター運営集団、各町農政、JAあまみ、南西糖業など関係機関・団体の代表はデトラッシャー利用金改定協議会を設置して協議。紆(う)余曲折を重ねながら今年7月の第4回協議会で「250円」から「450円」に引き上げることを賛成多数で承認。臨時総会の開催となったもの。
3町長やJA、南西糖業代表など役員や関係者ら約30人が出席。高岡組合長は「機械全体の老朽化で故障が目立ち、毎年修繕による対応で稼働している状況。今後は、設備全体の更新計画(数億円規模)も含め、関係機関・団体と勉強をしながら進めていかなければならない」などと述べた。議事では、収入の部「利用料」を450円×16万㌧=7200万円に修正した予算案を全会一致で承認。25/26年期産から適用される。

