郷土菓子を園児と共に

プリン型に、「ふくらかん」の生地を入れている園児


奄高家政科生徒らが園児たちに手遊び歌を披露した


完成した「ふくらかん」と「果汁かん」

奄高家政科 「ふくらかん」「果汁かん」

 奄美市名瀬の奄美高校(脇浩一校長)で3日、家政科の生徒と園児による郷土菓子作りがあった。この日は「ふくらかん」「果汁かん」を調理。参加した春日保育園の園児(年長組)19人と触れ合いながら、生徒は郷土食を作った。調理実習後はレクリエーションがあり、高校生と園児たちは交流を深めた。

 食文化の大切さや園児への理解を深めるのが目的。家政科13人(食文化選択者)の生徒たちが講師になり、園児たちと楽しく調理をした。

 同校家政科の大城貞子教諭は「伝統文化が残っている奄美独特の料理を、これからの世代にも伝えていきたい」と話した。

 調理室では、ふくらかんの材料をボールに入れ、混ぜ合わせたら型に。次に蒸気の上がった蒸し器に入れ、蒸す作業へ。園児たちは生徒たちの丁寧な指導で調理を楽しんでいた。調理実習後は、生徒たちが手遊び歌や『ぐりとぐらのえんそく』の絵本の読み聞かせもした。

 調理を終えた髙橋龍愛(りゅうあ)さん(17)は「小さい子たちに教えるので、あまり火を使わないメニューにした。うまくできたと思う」と話し、園児の冨川結ちゃん(5)と重井凛音(りんね)ちゃん(5)は「楽しかった」「ふくらかんが早く食べたい」と待ち遠しそうにしていた。春日保育園の青井ひろみ主任は「郷土料理が学べる良い機会になった」と感謝した。